職場復帰にあたって時短勤務を選択したママもたくさんいるのではないでしょうか。
仕事の前後に家事育児をしながら、あわただしい生活を送っていることでしょう。
通常の勤務時間よりも短時間での勤務や、小さい子どもを育てながらということもあり、様々な葛藤を抱えながらワーママ生活を送ることになるのも事実だと思います。
今回は、復職したママたちがぶちあたる壁、そしてそれをどのように乗り越えたらいいのか、についてお伝えしたいと思います。
Contents
時短ワーママ生活で感じた悩み
仕事の内容や飲み会参加が制限されてしまう
妊娠前は国内海外の出張にも行っていましたし、残業もこなすし飲み会にも参加していました。
朝出勤して、同僚同士「昨日はお疲れ様でした。ちゃんと帰れましたー?笑」みたいな会話してると
「あっ昨夜飲み会だったんだな。もちろん誘われてないけど」
って心がチクっとします。
時短で早く帰ってるし、残業の流れで飲み会だろうし、しょうがないはずなのに。
そもそも別に飲み会好きなわけじゃないのに。
なんでしょうね、ちょっと「仲間になれてない感」を感じてしまう。
割り切っちゃえばいいのに、そう感じられない自分がいます。
海外出張に関しても、行きたいけど、まだできなくて。
夫ひとりで育児・家事をまわすことができないので物理的に厳しいのと、
やっぱり何日も確実に寂しがる子ども置いてまで出張行きたくないっていう自分の気持ち的に。
私の仕事内容的に「絶対関わってもいいプロジェクト」にも呼ばれもせず、「おかしいな」と思ったら海外出張がからんでくる内容だったりして
「だから呼ばれなかったのね…」と、どよーんとした気分になったこともあります。
こんな風に、
・仕事以外の付き合いになかなか参加できないもどかしさ、
・海外出張ができない、など仕事の幅に制限がかかってしまう辛さ
・自分がバリバリ働けていたら、きっと任されていたような仕事が他の人に渡ってしまう悔しさ
なんてことがどうしても出てきてしまうんですよね。
上司や同僚に気を遣われる
ありがたい気遣いももちろんありますが、
「もっとできるのに!」ってときに
「いいよ、いいよ。別の人にふるから大丈夫だよ。」
って言われること、あるんですよね。
もちろん善意で言ってくれてるんだけども、それまで10あった私のやる気が、その言葉で3くらいまで落ち込んでしまうことも…。
「できます!やらせてください!」と言ったところで、
本当にできるのかな。やっぱり私の勤務時間内では無理だったりして、迷惑かけたりして…。
となかなかぐいぐい行けない自分もいたり。「どうせ…どうせ…」と自己嫌悪に陥る(←めんどくさいヤツ)。
こんな、ワーママに対する嬉しくも、ちょっと残念な気持ちにもなる気遣いに、心がモヤっとすることもあるかもしれません。
子どもが体調不良の時、子どもと仕事の狭間で揺れる
子どもが熱を出すと、「辛そうでかわいそう」と思うと同時にか、そのことよりも「仕事どうしよう」と思ってしまう自分にがっかりしたことも何度もあります。
一瞬で頭の中で、今の仕事のスケジュールや進捗状況を整理して、自分が休めるのか、夫に休んでもらえるのかを考えます。
子どもの体調が全快じゃなくても「仕事に行かなきゃ」とえいやっ!と預けてしまって、
でもやっぱり体調崩して保育園から呼び出し、結局仕事を数日休まなくてはいけなくなったり…。
「体調不良の子どものそばにいてあげたい」
「でもやらなきゃいけない仕事もある」
「職場にもなるべくいい顔したい」
「全快じゃないのに預けると保育園から何か言われる」
こんな考えが頭の中をぐるぐるします。
【私のしたいこと】と【私のするべきこと】がマッチしてなくてモヤモヤするんですよね。
そして最終的に、
子どもにも、保育園にも職場にも、そして夫婦共に仕事を休めない時にピンチヒッターで遠くから来てくれる母親や、休みにくい仕事を休んでもらう夫、
みんなになんだか申し訳なくて
「こんな色んな場所に人に迷惑をかけるなら私が働かない方がいいんじゃないか?!」
なんて、冷静に考えれば「いやいやそれは違うでしょ。」と思うような考えにも陥り自己嫌悪になったりしたこともあります。
こればかりは自分が努力すれば、頑張れば子どもが病気しないようになる、という問題じゃないので難しいですよね。
3歳を目処に病気は減る
保育園に入ったばかりの1歳クラスのときにくらべると、3歳になったくらいから、体調を崩して保育園を休むことは激減したので、これは子どもが大きくなれば改善されるものだと信じています。
ワーママ先輩にも「3歳までは頑張って!ほんっとに病気しなくなるから!」と言われたことを思い出します。
胃腸炎やインフルなど、季節的に流行する病気にかかることはありますが、頻繁に熱を出す、というようなことは減りますよー!
お給料が減る
働いている時間でお給料が出るので、時短している間は必然的にお給料が減ります。
正直、時短勤務にはなったけれども、
「仕事のパフォーマンスは落としたくない!」
「認められたい!」
「足引っ張ってると思われたくない」
という思いで、子ども産まれる前よりめちゃめちゃ効率よく仕事してると自負しています。
会社を出なきゃいけない時間が決まっているからこそ出る馬力みたいなものも手伝って、
わぁーあと30分じゃ無理ー!って仕事もギリギリ間に合って「私やるじゃん」って思うこともしばしば。
コーヒー入れたり、給茶機にお茶取りに行く時間も惜しい!
トイレ行く時間も惜しい!
雑談も邪魔!
ってくらいに
めちゃめちゃ集中して仕事してます。
1時間に1回くらいタバコ休憩はさみながらのんびり仕事してるオジサン達よりずっと効率いいと思うんです。
でも、悲しいかな、お給料に反映されるのは仕事内容ではなくて労働時間。
悔しい部分ではあります。
お給料は子どもが産まれる前の7〜8割程度になった印象です。
当たり前ですが、それはボーナスに反映されるので、同期たちが「今回のボーナス○○万くらいだったよね」みたいな話をしている中で「…私のすくなっ…」ってなったこともあります。
ストレスない乗り越え方
こんな悩みを抱えたとき、壁にぶちあたっとき、どんな風に乗りこえられるのか?
はっきり言ってしまうと、自分の考え次第なのかなと思います。
あなたの優先したいことは何ですか?
あなたの価値観は何ですか?
ということです。
思いっきり仕事するのか、思いっきり割り切るのか。
仕事をしてみて
「やっぱり仕事が楽しくてもっともっとやりたい!」
と思うのであれば、その旨上司や同僚に相談してみる。
出張にも出たいのであれば、最初は無理だと思われても、ずっと「行けます!」アピールをする。
そしてパートナーにも働き方や家事育児に関して柔軟に対応してもらう。
例えば週に2回は残業したり思いっきり仕事をできる日を作ってもらうとか。
実家に頼れるのであれば頼りまくったり、病児保育などのサービスをフル活用するとか。
私の友人には、子どものことは心から愛している。でもずっと一緒にいるのは無理。仕事も大好き。
だからフルタイム(時には残業も)で働いて、海外出張もガンガン行く。
というワーママもいます。
反対に、もし「子どもとゆったり過ごす時間も大事にしたいし、そこまでガッツリ仕事したくはないかも」と思うのであれば、そう割り切る!
勤務中では自分ができる最大のパフォーマンスをします。
でも、お給料が低いのも、仕事が回ってこないのも、出張行けないのも、今は仕方ないんだ。そういうもんなんだと、割り切る。
そして子どもが体調崩したときには、有休残や仕事の状況が許す限り休む。
でも有休中は基本的に仕事はしません。仕事を家に持ち帰って夜な夜な作業するとか絶対しません。
そこは一線引かせてもらって、オンとオフとしっかり切り替えさせてもらっています。
仕事と家庭の間で葛藤してモヤモヤし続けるくらいなら、
きちんと線を引いて割り切る、切替替える、そんな気持ちのもちようも大事なのかなと思っています。
ワーママ仲間を作る
会社の同僚、先輩後輩、子どもの保育園のママたちなど、周りにいるワーママと、仕事や子育てについて話せるような環境を作っておく。
時にグチり合い、時に励まし合い、ワーママあるあるで笑い合い、家事や育児の時短ノウハウを情報共有できる同じ立場のワーママ仲間を持っておく。
子育てしながら仕事をしていく上での大変さをわかってくれるのは、やっぱり同じ立場のワーママなんですよ。
職場ではワーママがほぼゼロなので、部署を超えてワーママの先輩や後輩のネットワークでつながらせてもらって、平日ランチや土日に子連れで集まってワーママ話に花を咲かせたりすることで、
「私なりのやり方で頑張ろう!」といつも思わせてくれます。
私の同僚にはワーママの旦那さんもいて、かなり育児や家事に参画しているので、私のようなワーママの気持ちや生活の実態をよく理解してくれています。
そういった人とたくさんコミュニケーションを取って、
「どんなことが大変なのか」
「こんな仕事ならできる」
「これは今は難しいと感じる」
などをうまく伝えて、【子育てしながら仕事頑張る仲間】も増やしていきたいですね。
まとめ
今回は時短勤務で復職した私が感じた悩みをお伝えしました。
それは以下の通り。
- 仕事の幅が制限されてしまう
- 子どもと仕事のはざまで揺れる
- お給料が下がる
どれもワーママ仲間と話していても、かなり共感し合えるものなので、多くのワーママが抱えている悩みのではないかと思います。
そしてその乗り越え方として2つ挙げてみました。
- 自分の理想の働き方を決めて行動に移す
- ワーママ仲間を作って相談しあえる環境を作る
ワーママ生活に悩んだらぜひ試してみてくださいね。