会陰マッサージは効果あり！会陰切開を最小限にツルンと安産を目指そう！

 

出産が近づくと「会陰切開」について耳にする方も多いのではないでしょうか。私も経験者ですが、おまたをチョキンとされるなんて怖いし、縫合後もしばらく違和感があったりして、できればもう経験したくない、と思っています。

その会陰切開の痛みや不快感を、会陰マッサージで防ぐことができるかもしれません。

 

私は１回目は会陰マッサージあり、会陰切開あり。２回目は会陰マッサージなし、会陰切開が間に合わず裂傷を起こしました。

個人的には、初産婦だったのにも関わらず、１回目の産後のおまたの痛みの方が楽だったと感じています。

 

それは会陰マッサージのおかげで出産時に会陰が伸びてくれ、最小限の切開で済んだことがよかったのかなと思っています。

私は２回とも切ったり避けたりしたので、会陰マッサージをすることで「会陰切開を避けられる！」とは言いませんが、会陰切開や会陰裂傷を最小限におさえることに効果的だと信じています。

出産直前に会陰マッサージをやってみることをおすすめしますよ。

会陰切開は初産婦さんは経験するかも

会陰切開とは？

「会陰」は膣と肛門の間の部分を指します。

出産の際に赤ちゃんの出口を広げ、出やすくするためにこの部分を切開する処置のことを「会陰切開」と言います。

この切開は医療行為なので、必ず医師が行います。医師がいない助産院などでは会陰切開はできません。

 

おまたを切られるだなんて聞いただけで痛々しいですし、初めて聞いた時は信じられませんでした。

でもこの処置が行われるのは赤ちゃんが出る直前、陣痛がマックスのときですし、麻酔もするので、会陰切開の痛みはほとんど感じませんでした。

 

なので、この会陰切開を過度に怖がらないでくださいね。

どんなときに会陰切開するの？

赤ちゃんをスムーズに取り出すために、このまま会陰が伸びないと判断された場合は医師がハサミで会陰を切ります。

また、胎児の心拍の状態などに問題があった場合は早く外に出す必要があるので、会陰切開することがあります。

(出典：AMOMA 【助産師監修】会陰切開の痛みはいつまで続く？傷跡の回復を早めるケア方法)

赤ちゃんがスムーズに出てこられるように手助けする処置なので、少し苦しそうだったら早めに出してあげるために切開することが多いようです。

 

私が出産した病院では、母親学級のときに「初産婦さんで自然分娩の場合、基本的に会陰切開すると思っておいてください」と言われ、怖くて「ガーン…」となった覚えがあります。

特に初産婦さんは経産婦さんに比べて会陰が伸びにくいようなので、切開になる場合は多いようです。

 

ただ、会陰切開を積極的に行う・行わないなどの方針は病院や医師によっても異なるかもしれません。

ただ多くの場合、「会陰切開をした方が、自然に任せて切れてしまうよりも治りが早い」という認識があるようですし、私もそう思いました。

２回出産を経験した私の会陰切開体験

赤ちゃんが出てくる直前に「切開しますね」と言われて麻酔→切開されました。

麻酔の少しチクっとした感覚があったのは覚えていますが、切られたのは全くわからずでした。

出産が終わって切開部分の傷口を縫われる時の方が、チクチクして不快だったのを覚えています。

 

傷跡が痛んだり違和感があったりして、入院中の５日間ほどは円座クッションに座っていましたが、その後は普通に座れていた覚えがあります。

2人目のときは、上の子もいたため出産前に会陰マッサージする余裕もなく、経産婦だし大丈夫かなという気持ちもあったんですよね。(※会陰部は経産婦の方が伸びやすいと言われている)

2人目は1人目よりも出生体重が小さかったのですが、出産時に急にお産が進んで赤ちゃんが出てきちゃったこともあり、切開が間に合わず裂けました。

産後は1人目のときより明らかにおまたの傷が痛かった気がします。

 

この経験から個人的には

ということを感じました。

会陰マッサージとは

会陰部分をマッサージすることで、会陰を柔らかく伸びやすし、出産時の会陰切開や会陰裂傷をできるだけ避けることが目的です。

 

私の出産した病院では、母親学級内で、会陰切開のことや会陰マッサージ/オイルパックについて説明があり、会陰マッサージやオイルパックのやり方が記載された資料ももらいました。

会陰切開はまだ知られているかもしれませんが、会陰マッサージやオイルパックについては知らない妊婦さんも多いようなので親切な病院だったなと思います。

会陰切開は医療行為にあたるので、その処置ができない助産院では、出産前に会陰マッサージの指導が行われるところが比較的多いみたいです。

会陰マッサージのメリット

会陰がしなやかになり、のびがよくなれば、
↓
赤ちゃんの頭が通りやすくなる
会陰切開のリスクが下がる
会陰裂傷のリスクが下がる
↓
赤ちゃんや母体の負担（痛みや体力低下）をやわらげられる
産後のダメージが少なく、スムーズに育児が始められる。

(出典：プレママタウン　会陰マッサージ！　切開・裂傷から会陰を守るアロマオイル湿布）

 

私の場合、長男を出産時は予定日より8日遅れ、自然分娩で3900g近いビッグボーイがでてきたんです。

頭は出てきたけど肩が大きくて途中で詰まって、なかなか出てこなくて焦りました。

 

でも出産後、担当医から

「お母さんのおまた小さいんだけど、よく伸びてくれたからそんなに切らずに済んだよ〜」

と言われました。

「会陰マッサージ、会陰オイルパックのおかげや〜！頑張ってよかった～！」と思いましたね。

しかしおまたが小さいなんて言われてちょっと恥ずかしかったな(笑)。

とにかく伸びやすい会陰になっていたようだったので、マッサージのかいあり！という感じでした。

会陰マッサージのやり方

母親学級でもらった資料には、膣を刺激するとお腹が張りにつながることもあるため、正産期である37週を目処に開始すると良いと書いてあったので、その通りに37週0日からスタート。

 

「おまたに指を入れるなんて…」と少し抵抗があったのですが、おそるおそるお風呂のなかでやってみました。

身体があたたかく血行がよくなっているので、お風呂の中で行うのが良いみたいです。

 

ただ、お風呂場は濡れていて滑りやすいので気を付けてくださいね。

 

母親学級でもらった資料と近いやり方がのっているサイトを見つけたので参照させてもらいました▼
(自分がもらった資料は捨ててしまったみたいなんですよね、残念。)

①オイルを付けた指1-2本を膣に3-4cm挿入し、3時から9時の方向に圧をかける。

②はじめは会陰の部分をなでることから始め、次は指を第一関節まで挿入して圧を感じる程度に…と徐々にチャレンジしましょう。

(出典：ニンプス　会陰マッサージの正しい方法を、助産師が直伝！)

 

私は1回5分程度、週3,4回を目安に行っていました。毎日やってもいいみたいです。

自分ができるペースで構わないと思うので、少しずつ「伸びろ〜伸びろ〜赤ちゃんが通りやすいように柔らかくなーれ」と思いながらマッサージしていました。

 

「手が届かない…」と感じる方は、片方の足を椅子に乗せるなどすると、少しはやりやすいかもしれません。

それでも目で見えるわけではないので、「こんな感じかな～」と感覚にたよってやっていました。

お腹がかなり大きくなってきてからやるものなので、ちょっと姿勢的も大変なのですが、無理なくできる範囲で行いましょう。

会陰パックもおすすめ

指でマッサージをすることに抵抗がある場合は、会陰をオイルパックをするだけでも会陰部の保湿効果となり、柔らかく伸びやすいお肌になることが期待できるようです。

やり方は生理用ナプキンやおりものライナーに直接、またはコットンにオイルをしみこませて下着をはき、一晩そのまま眠るだけ。

 

私もマッサージ後は、会陰部についたオイルは拭き取らずに、入浴後下着ににおりものライナーを敷いてパックのようにして寝ていました。

オイルは自然由来で無添加のものを選ぼう

会陰部はデリケートな部分なので、植物性で低刺激な敏感肌でも使えるようなオイルを選びましょう。

私は、Weleda(ヴェレダ)のカランドラベビーオイルを使っていました。

店舗や楽天、Amazonの他、公式サイトでも購入できます。

公式サイトはこちら▼


ネットで、「会陰マッサージによく使われている」という口コミを見て決めました。

厳しい基準をクリアしたオーガニック製品を扱うヴェレダは、デリケートゾーンにも安心して使うことができますね。

 

カランドラオイルは保湿効果が高く、肌に潤いを与える役目をしてくれます。

会陰マッサージだけでなく、乳頭マッサージや妊娠線予防の為の保湿、産後は赤ちゃんのスキンケアやベビーマッサージと使える場面が多いので、１本持っておいてよいアイテムだと思います。

 

いい香りのするオイルを使って、リラックスしながらマッサージしてみてくださいね♪

赤ちゃんがスルンっと出てこられるような、よく伸びる柔らかい会陰を手に入れましょう！