アフリカ人の夫が日本の永住権持ち・子持ちでもアメリカ入国ビザを却下された話

4年ぶり2度目のアメリカ入国VISA申し込みでしたが、あえなく今回も却下となりました。

前回に却下された時の記事▼

今回は自信満々だっただけにショックが大きいです。

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アメリカ入国VISAの手順

ビザ免除対象国でない国籍の人は、アメリカ旅行に行く際にも、商用観光ビザ(B1/B2 vistor visa)の申請をする必要があります。

ビザ免除対象国に関しては過去記事に載せているので、気になる方はチェックしてみてください。

申請書の記入

申請者の基本情報はもちろん、仕事内容、母国の両親の情報、宿泊先、アメリカ国内の知人や親戚の有無、学歴、その他もろもろ…ものすごい量の記入事項。

犯罪歴などセキュリティに関する質問も5ページくらいに渡って大量にあります。

私もちょいちょい手伝いましたが、慣れていないこともあって、3時間ほどかかって記入していました。

VISA申請料160ドル振込

ウェブ上でカード支払いしました。

我々日本人が申請するESTA(米国渡航認証システム)であれば20ドルそこらで済むのに、めちゃ高くないですか(泣)。面接もあるし、人件費もかかってるのわかりますけど160ドルて…。

もちろんビザが却下されても返金はありません。

面接予約

オンラインから予約できます。約2週間後が最短で予約できる日程だったのでその日を即予約しました。

申請書記入〜面接予約までは一日でできます。

面接&結果通達

必要書類を持って、アメリカ大使館で面接を受け、その場で入国可否が通達されます。

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今回のアフリカ人夫の状況

  • 結婚7年目
  • 子ども2人
  • 職場の正社員になって5年
  • 日本永住権取得して2年
  • ハワイへ1週間の家族旅行を計画

4年前にアメリカ入国VISAが却下されたときには、結婚2年目で子どももいませんでしたし、永住権もまだ持っておらず日本のVISAも1年ごとに更新する必要があるなど、まだまだビザを許可してもらうには不利な立場と言われてもおかしくない状況ではありました。

しかし今回はかなり自信がありました。

ちゃみ
日本の永住権があって日本に家庭も仕事もあるのにアメリカに不法滞在したり、その他悪いことするはずがないでしょ、って。

 

しかも入国目的は家族とハワイ旅行です。フライトも予約して、旅行会社から発行された旅程表も持たせました。

却下理由は「他の国への渡航履歴がない」こと

自信満々だったのに…あっさり却下されてしまいました。もう信じられませんでした。

気になる理由は

「過去5年の間に、アメリカや出身国(アフリカの国)以外の国への渡航履歴がない」

ということ。

 

「なんで韓国とかタイとか、近隣の国に旅行しないんですか?」と聞かれたらしいです。

つまり

「最初(または5年以上ぶり)の海外旅行の目的地をアメリカするのはNG」

「他の国に入国でき、何も悪いことをしない人物だという保証がほしい」

という意味だと我々は解釈しました。

 

悲しすぎますがこれが現実です。

ちゃみ
アフリカのパスポートの弱さというか、信頼されていないことを痛感させられますね。

理由は大使館Webサイトなどには記載なし

「5年以上海外渡航歴がない」ことが却下理由になりうるということは、大使館Webサイト他、申請サイトにも記載されていません。

前回(4年前)の却下理由である「日本のVISAの残留期間が1年以下」が却下理由になりうるということも同じく記載はありません。

 

ちゃみ
なので個人的には納得できない部分が大きいのは確かです。

正直、それが却下理由になる可能性が高いってことだけでも知っていたら、フライトだって予約しなかったし、180ドルも払って申請しなかったし…フガフガ…という思いです。

 

アメリカ大使館の「ビザが却下された場合」というページには以下のことが書かれていました。

審査にあたり、領事は次のような様々な角度から検討しています:現住所に住んでいる期間、現職に就いてからの期間、申請者や申請者の子どもが学校への登録を済ませているか、米国での短期滞在後帰国するという確証はあるのか、日本との社会的つながりはあるかなどです。

 

なので、総合的に判断して、夫には「アメリカ入国ビザを出すことはできない」とされたのでしょう。

「他国に旅行したことがない」というのは取って付けたような理由かもしれません。

 

例えば次回それをクリアしていたとしても、また引っ越したり、仕事を変えたりしていれば許可されないんでしょうから…絶対条件なんてのはなさそうですね。

ビザに通るための今後の対策

正直もう何をしたらいいのかわからない、というのが本音ではあります。

 

でも大使館のWebサイトにあったように、彼らが見ているのは

  • 現住所に住んでいる期間
  • 現職に就いてからの期間
  • 申請者や申請者の子どもが学校への登録を済ませているか
  • 米国での短期滞在後帰国するという確証はあるのか
  • あとは日本永住権を取得している場合は、取得してからの期間

も間違いなく判断の基準になってくると思います。

 

なのでこの期間をどれだけ長くしていけるか、ということなのかなと。期間が長い=信用につながるみたいなので。

ちゃみ
そうなると、アメリカに行きたいのであれば、むやみにに引っ越しや転職ができないってことですよね。

 

あとは今回面接官に言われたように、アメリカにこだわらず、どこか近隣の海外にはこの先旅行を計画したいと思いますね。

アメリカに入国するために!というわけではありませんが、「初の家族で海外旅行はハワイ♪」という私の個人的なこだわりがあったので、それはもう捨てて、ハワイがダメでも他の国なら海外旅行を楽しめる可能性ありますからね。

まとめ

旅行先や、フライトも確定していた方が通りやすいかなと全て予約済みだったので、このビザ却下を受けて全て予約キャンセルしました(泣)。

ちゃみ
楽しみにしていた旅行のキャンセル手数料を支払うむなしさといったらもう…泣

(あ、キャンセルは夫の分だけで、私と子どもたちは予定通り旅行行くんですけどね。すまん夫!)

 

今回改めて感じたことですが、ビザ免除国以外の国籍を持つ人にとって、アメリカ入国ビザの審査はとにかくかなりシビア。

もちろん出身国によっても変わってくるんでしょうが、アフリカ出身の夫はなかなか入国さえできそうにないです。

ちゃみ
もう今後も何らかの理由をつけて却下されるんじゃないかってひねくれた考えになってしまいます。

 

日本人配偶者がいて、子どもがいて、日本の職場で正社員で、日本の永住権を持っていても、アフリカ人の夫はなかなかアメリカに入国できないよ、というお話しでした。

この苦い経験が、同じような立場にいる誰かのためになったらとても嬉しいです(泣)。

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