次男が産まれて1ヶ月経ったばかりのころ、8月の真夏にまさかのRSウィルス感染、悪化し入院を経験しました。
「産まれたばっかりなのに病気にさせちゃってごめんね」と思うと共に、親も看病や付き添い入院が大変で疲弊しました。
決して珍しくはない赤ちゃんのRSウィルスでの入院。我が家の経験をお伝えしたいと思います。
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兄弟間で病気が伝染
まだ次男が新生児のうちに、長男がRSウィルスにかかってしまいました。
保育園でめちゃめちゃ流行ってたんですよね。
隔離必須かな?と思い、病院で「家に新生児がいるんですけど…」と相談したところ、
「生後6ヶ月くらいまでは、お母さんからもらった免疫を持っているから大丈夫だと思う。かかったとしてもそんなに悪化しないと思うんだけど。」
と言われ、「そっかー、ならよかったー」くらいに気楽に構えていました。
私と次男を隔離しようとも、長男が私や次男と触れあいたがりすぎて、なかなか難しかったということもあり、特に隔離することはせず、
長男には「風邪がうつっちゃうからあんまり次男の近くに行かないでね」とだけ言っておきました。
でも結構近くでゴホゴホ咳されたり、目を離したすきにチューしてるー!なんてこともあったりで「うつっちゃうかも・・・」という心配はしてました。
そして見事にうつりましたね。「二人育児の宿命よ」と色んな人に言われました。
初期症状は鼻水鼻づまりから
寝てる時に「なんだか鼻がつまって寝苦しそうだな」というのから始まって、でも生後間もない赤ちゃんは鼻の粘膜が詰まって鼻をフガフガさせることもよくある、みたいな情報をネットで見て、最初はそこまで心配していませんでした。
でも段々悪化していく気がして、市販の鼻吸い器を使って鼻水を吸ったり、頭を少し高くして寝かせたりして対応していました。
そしてしっかり鼻を吸ってもらおうと耳鼻科にかかってみると、
「胸の音が少しぜーぜーしている気がする。もしかしたら気管支炎かもしれないから小児科にかかって」
と言われて小児科も受診。
そこで検査をしてもらいRSウィルスが判明。
その時は幸い気管支炎ではありませんでした。
そこは近所のクリニックだったので、
- 家でこまめに鼻を吸ってあげること
- もっと悪化して呼吸が苦しそう、母乳が飲めないということになったら入院施設のある救急の病院にかかること
ということを言われました。
総合病院を受診し入院へ
様子を見てもやっぱり悪化している。特に夜は痰がからむのか呼吸がしづらそうだし、ゲホゲホしている。鼻がつまって母乳も飲みにくそう。
鼻が辛そうで次男もなかなか眠れないし、私も座ったまま抱っこで寝かせたりしてほぼ夜通し起きているまでになってしまいました。
幸い熱は37度前半と高くなく、基本的に元気ではあるのは救いだったのですが。
これはちょっと心配だったので総合病院へ。
RSウィルスの診断が出ていること、熱はないがかなり鼻が辛そうなこと、母乳も飲みづらくなっていることを伝えました。
そして血中酸素の量を測りました。
かかった病院では「血中酸素の値が95を切っていると即入院」という対応になるようでしたが、次男の値は96。
マストとは言わないまでも、「苦しそうなので入院をお勧めします」というような言い方でした。
また、RSウィルスは発症後7日目辺りが最も悪化した状態ということで、当時症状が酷くなってから4,5日というところだったので、「これから数日更に苦しそうになる可能性が高い」と言われました。
そんな時、自宅でアタフタしてしまうより対処のできる病院で過ごした方が良い気がしました。
付き添いで私も一緒に入院することになるので残される長男のことを考えると躊躇したのですが、やはりこのままでは次男がかわいそうなので、入院することにしました。
入院中の生活スケジュールは?
基本的に鼻の吸引と、鼻水を出しやすくするお薬を飲むこと。
母乳の飲みも悪くなっていたので、しっかり飲めるようになるまで点滴で水分も与えてもらいました。
吸引は、おっぱいを飲みやすくするためにも授乳前には必ず、あとは鼻のつまりが気になるときに適宜。
鼻のすんごい奥まで細いチューブが入って吸引してもらうので、ちょっとかわいそうだけど吸ってもらおうとしばらくスッキリします。
お風呂は点滴が外れるまで入れませんでしたが、その後は看護師さんが毎日ベビーバスで入れてくれました。
あとは、足の指に血中酸素濃度を計るもの、胸には心拍数を計るモニターもつけられていて、管がいっぱい。
このモニター達、数値が一定数を超えたり下回ったりするとアラームが鳴るんですが、ちょっと動いたりして外れちゃうとビービー鳴るんですよね。
あとは、常にリクライニングベッドの頭の部分は上に上げて、鼻がつまっても呼吸が苦しくなりにくいようにしていました。
一日一度は帰宅して家事をこなす
入院中は子どもは基本的に部屋で安静。
当時生後一ヶ月だった次男は、まだ日中もねんねしている時間が長い時期だったので、長く寝るなと思ったら看護師さんに声をかけて一日一回は自宅に戻らせてもらってました。
幸い自宅から徒歩15分程度の病院でした。
一通りの家事や、保育園の送り迎えを含む長男のお世話は夫にやってもらうとして、彼ができないご飯の支度だけは私がやらないと…と、このお昼寝の間に買い出しと夕飯作り、そして洗濯やらその他家事をできるだけをやっていました。
私のシャワーも病院のものを使うことはできたのですが、自宅の方が気持ちも楽なので、この時間に浴びてました。
3日くらいで退院できると思っていたら甘かった
入院する際に、何日くらいの入院になるのか聞いてみると
「短くて3日程度、あとは病状を見て判断」
と言われたので、「3日くらいかな~」なんて思っていました。
しかし3日経ってやっと点滴が外れたくらいで、まだまだ吸引の頻度も高く、帰れそうな状況ではありませんでした。
最終的には6泊7日の入院になってしまいました。
夫に毎日遅刻&早退して仕事に行ってもらう生活や、私も毎日夕飯を作りに帰ることが大変だと感じている時に、長男が大好きなばーばにヘルプに来てもらえることになりました。
(実家は隣接県で、電車で2時間ほどかかる場所にあります。)
ばーばには仕事を休んでもらい、自宅に泊まり込みで来てもらえて本当に助かりました。
付き添い入院になってしまうと、特に子どもが2人以上いる場合、共働き夫婦だけで乗り切るのはキツいなぁと実感しました。
まだ私が育休中だったので、会社を休むことなく毎日付き添いし、泊まることができましたが、仕事をしていたら丸々1週間も仕事を休めただろうか?
また、長男も私にほとんど会えずストレスフルな生活だったと思いますが、ばーばが来てくれたおかげで長男の話し相手や遊び相手、おいしいご飯を作ってくれる人もできたのでありがたかったです。
もし実家が近くにあったら、こんなイレギュラーな事態の時にもとても助かりますね。
結局7日経って、吸引の回数もかなり減り、母乳もしっかり飲めるようになったので退院になりました。
…というか、もう付き添い入院がしんどくて、半ば強引に「もう大丈夫なんで帰らせてください」的な態度になっていたと思います(苦笑)。
入院生活は親も辛い!
6人部屋の大部屋で、昼夜問わず誰かしらが泣いている環境で、子供用の柵付きベッドでなんて熟睡なんかできやしないです。
カーテンで閉めきられた薄暗く狭いスペースに、何も話さない生後1ヶ月の赤ちゃんと二人きりで丸一日過ごしたら気分も滅入ります。
食事はほぼ3食コンビニ。寝ている時を見計らって別の部屋で(病室は飲食禁止)一人でパパっと食べる。
毎日の食事の時間が楽しみなくらい食べるの大好きな私ですが(笑)、この時のご飯ばかりは美味しくも楽しくもなかったですね。
本当に「付き添いの保護者の方が体調崩さないで」と声を大にして言いたい。
そして可能であれば、ママだけでなく、パパやその他頼れる家族交代で付き添い入院しましょう!
付き添い入院の生活や大変さについてはこちらの記事でも書いているので参考にしてください。
小児喘息になりやすいかも?
「月齢が低い時にRSウィルスにかかると、肺炎や小児喘息にかかりやすくなる」
と入院時に担当医から言われました。
なので、その後の乳児検診などで「生後1ヶ月の時にRSウィルスで入院した」と伝えると、「喘息っぽいと言われたことはありますか?呼吸がゼーゼーしてませんか?」と聞かれたりします。
幸い次男は鼻水鼻づまりが主な症状だったこもあってか?喘息のような兆候は今のところゼロですが、小さい赤ちゃんの時に発症してしまったら気を付けたいですね。
まとめ
次男が入院した時期は、地域的にRSウィルスが爆発的に流行っていて、6人部屋の全員がRSウィルスでの入院でした。どうやらどの子も0〜1歳児のようでした。
子どもが2人になってあわあわしている時の入院、それぞれの子どもの様子も気がかりで、でも自分の体は一つしかないし、なかなかうまいこと回らなくてモヤモヤしました。
私も付き添い入院中、気力も体力もどんどん消耗されていって、私も倒れるんじゃないかと思いました(苦笑)。付き添われる保護者の方、自分の体、大事にしてください!
もし入院することになってしまったら周りにたくさん頼りましょう!両実家、ママ友、ご近所さん、地域のファミリーサポート etc... みんなに頼りながらうまく乗り切れますように。