子連れ海外旅行となると、まず心配になるのが飛行機での過ごし方。
今回は1歳3か月、もうすぐ4歳になる2人のこどもを、私と実母の2人の大人で連れて行くというハワイ旅行でした。
日本の空港は成田空港、航空会社はANAを利用しました。
前回セブ島に旅行に行ったときにLCCを利用して結構大変だったので、次の子連れ海外旅行は安心を優先して国内の航空会社にするぞ!と決めていました。
フライトは行きは夜便で約7時間、帰りは日中の便で約9時間ほどの飛行時間でした。
今回のフライトを通して、子どもの睡眠時間を調整して、なるべく機内で寝る時間を増やすことが、親である私も楽に過ごせる方法だと感じました。
東京⇔ホノルル間のフライトは、少々の違いはあれど、出発時間帯や飛行時間は同じようなものだと思うので、我が家の乗り切り方を参考にして頂けたら嬉しいです。
Contents
行きはとにかく疲れさせてフライト中眠らせる
子連れ旅行では鉄板のお約束だと思いますが、空港で遊ばせまくり、機内に入ったら即「おやすみ〜」となればいいな、と計画しました。
フライトの3時間ほど前に空港について、チェックイン後にキッズスペースで遊ばせます。
出国手続き前には、成田空港第一ターミナル 5Fのキッズスペースを利用。
機内食が出ますが、その頃には寝ていると想定して夜ご飯も済ませておきます。ターミナル内には色々なお店があったので、出国手続き前に食事を済ませておきました。
出国手続き後、搭乗ゲートでも飲食店はありますが、ターミナル内ほど充実はしていません。
出国手続き後には、再び搭乗ゲート付近のキッズスペースで最後の最後まで遊び倒させました。
今回利用したどちらのキッズスペースも遊具は同じで、小さめの滑り台付き遊具と、ボーネルンドのボブルスでした。
平日の夜で子どももほとんどおらず、貸し切り状態で、いつもの違う空間に兄弟でテンション上がりまくりかなりエネルギーを消費してくれたと思います。
そのおかげでこちらの思惑通り、機内に入ってすぐ就寝し、フライト中ほとんど寝てくれたこどもたちでした。
もうすぐ4歳になる長男は、色々姿勢を変えながらも座って眠ることができました。
首がすごい方向に向いていたので、100均で買ったネックピローが役立ちました。
子連れの優先搭乗は利用しない
2歳以下の子どもを連れた乗客は、かなり最初の方に機内へ入ることができます。
でも我が家はこれは利用しませんでした。
小さい子連れの場合は、なるべく飛行機内にいる時間は短くしたいものです。
ギリギリまで搭乗ゲート付近をうろうろさせて、最後の方に搭乗し、準備をしたらすぐ動き出す、くらいにしておいた方がいいと個人的には思っています。
1歳3ヶ月の次男にはバシネット利用
バシネットを取り付けられる席(前が壁になっている席)が取れたので、次男にはあわよくばバシネットで寝てくれることを期待しました。
※バシネットとは飛行機内に取り付けられる乳児用ベッドです。
離陸後、シートベルト着用サインが消えると、CAさんが座席の前に装着してくれます。着陸時も、着陸体勢に入る前くらいに片付けに来てくれます。
体重制限は10kgと言われましたが、バシネットには12kgまでと書かれていました。
バシネット取り付け位置が立った時の私の胸のあたりとなかなか高め、かつバシネットが結構深さがあるので、抱っこで寝た子どもを置くにもよいしょ!と一度上に持ち上げて深く置く、ということをしなければならず、それで何度か泣かれて着陸失敗しました。
ただ装着位置がかなり高いこともあり、機内食のテーブルやスクリーンの出し入れ、トイレに立つときなどにも、バシネットが邪魔にならずだったので、その点はありがたかったです。
あとは次男の身長が80cmほど、体重も10kg弱と、縦横ともにサイズギリギリだったこともあり、ちょっと窮屈そうで身動きも取れない状態だったので、せっかく眠って置くのに成功してもすぐに泣き出して起きてしまいました。
バシネットはもう少し小さい寝返りも打つか打たないかの赤ちゃんにピッタリかな、という印象です。
ただ、フライト中にもらえるおつまみや子ども用おもちゃ、ペットボトル、飲み終わったコップなど、ちょっとしたものを置くための荷物置きとしては使えました。
ホノルルの空港はキッズスペースなし
最近大規模改修を終えたらしいホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港。
出国手続きを済ませて中に入ってからもショップがたくさんあり、お買い物やお食事も楽しめます。
成田空港のようにキッズスペースを設けているわけでもないので、搭乗時間になるまではひたすらゲート付近で時間をつぶすしかありませんでした。
なるべく飛行機や外に走っている空港ではたらく車を見せて退屈しないように。
あとは迷惑にならない程度にゲート付近を走らせたりして、少しでも疲れさせる作戦。
帰りの機内ではお昼寝させるように時間調整を
ホノルルから成田までは、行きより長い約9時間のフライト。しかも行きの夜便と違って昼間なので、あまり長時間寝ることは期待できない。
それでも「機内で必ずお昼寝はしてもらいたい!」とできる限り調整をしてのぞみました。
前日、ハワイ滞在最終日の夜は少し夜更かしさせて、フライト当日は朝早くお部屋をでなければいけなかったので、少し寝不足の状態にしておきました。
そして前述の通り、フライト前はゲート付近で発散させて、搭乗。
機内では3歳の長男は機内食を食べたあとに1回、1歳の次男は機内食の前後に2回お昼寝をしてくれました。
それでも特に1歳はグズって大変でしたが、睡眠時間があっただけ助かりました。
3歳は機内エンターテイメントで楽しめる
機内には個人のモニターがあり、キッズ向けのエンターテイメントも充実していました。
3歳の長男は、映画や30分の子ども番組を見て、たまにお菓子をつまませて、フライト時間中静かに過ごせてとても助かりました。
ヘッドホンも大人用のものを問題なく使えました。ANAでは、お願いすれば子ども用にイヤホンをもらうことも可能でした。
飽きたら困るとiPadにAmazonプライムでお気に入りの番組をいくつかダウンロードしておいたり、ゲームのアプリもいくつか入れておきましたが、結構機内では使わずでした。
赤ちゃんがグズった時の対策
とても大人しくしていてくれた長男とは反対に、1歳3か月の次男は退屈して、特に帰りの便ではグズりまくりでした。
手を替え品を替えいろいろな方法で気を紛らわしてみました。
好きなおやつをたくさん持参する
普段はおやつをあまりあげないけれど、ここぞとばかりに頼らせてもらいました。
でも、特に帰りの便では日本から持ってきたおやつが底をついてしまって焦ったので、帰りの分残しておくとか現地で子どもが気に入ったものを購入しておくなどすることをおすすめします。
ワイキキには日本食材店もあるので、日本で食べ慣れたおやつが見つかるかもしれません。
機内の通路をおさんぽする
歩きたい盛りの子どもは、周りのお客さんやCAさんに迷惑にならない程度に通路を歩かせるだけでも気分転換になるかもしれません。エコノミークラスの通路をぐるっと1周するだけでも結構距離あるので。
非常出口付近から外を見せる
非常口付近は少し広めのスペースがあるので、邪魔にならない程度にぶらぶらしたり、非常口付近にある窓から外の雲を見せたりしてみました。
非常口のコックを触って開けようとして、CAさんに「あ~それは~!」と言われたり、外を見せたら最初は嬉しそうだったものの「外出たい!」と逆にグズられることもあることを申し添えておきます(苦笑)
CAさんにちょっと相手をしてもらう
子どもがグズって、私が困っている様子がわかったのか、CAさんがお手製のおもちゃを作って席まで遊びに来てくれたり、その後も通路に出たり、非常口付近で気分転換させていると、声をかけてくれたりちょっと遊んでくれたりしました。
子どもも私以外の人が構ってくれるとちょっと気分が変わるみたいで泣きやんだりして、ありがたかったです。
もちろんお仕事の邪魔をしてはいけないのですが、何か困ったことがあったらCAさんに声をかけてみるものいいと思います。
好きな動画があれば見せる
好きな動画をダウンロードしておいて機内でも見られるようにしておくとか、機内エンターテイメントを利用してちょっと気を紛らわせる。
うちの子はミッキーが好きなので、ミッキーが出てくる番組を見せたりしていました。5分で飽きますが(苦笑)
これをひたすら繰り返し、寝るのを待つ、ということをやっていました。
ANAのチャイルドミールとベビーミール
3歳の長男にはチャイルドミール、1歳の次男はベビーミールをもらいました。
行きはずっと寝ていたので食べませんでしたが、帰りは起きていたので頂きました。
ANAでは、席に座らない2歳未満の子どもはベビーミールのみの提供になるのだそう。座席分支払っていないのでわかるのですが、ベビーミールって離乳食なんですよね。
鶏肉(?)と人参をすりつぶしたもの、マンゴーのピューレのようなものとバナナ。軽食もバナナとターキーのピューレが出てきました。
すりつぶしてある食事は受け付けず、どちらもほぼバナナを少しだけ頂いてごちそうさま、でした。
1歳3ヶ月の次男はすでに普通食食べているので離乳食だと、味も食感も物足りないんですよね。
座席に座っていない子どもでもチャイルドミールと選べるとありがたいんですけどね…。
チャイルドミールは炒飯をメインに子どもが喜びそうなセットでした。
軽食は行きも帰りもサンドイッチが出ました。
▼写真は行きの機内での軽食。
もし好き嫌いの多いお子さんで、機内食が食べられないかも・・・と思ったら、おにぎりでもパンでも何か好きな好きなものを持参したり、搭乗前に買って機内に持ち込むことをおすすめします。
うちの長男もまだまだ偏食で、機内食も食べられないものも多かったので、大好きなぶどうパンを持ち込んで食べさせました。
近くの座席の方にはひと声かけておくといいかも
「子どもが騒ぐかもしれませんがすみません」などとひと声かけておくと、こちらも気持ち的に少し楽になるし、周りの方の理解も得られると思います。
偶然なのか、行きも帰りも近くには子連れファミリーが座っていたので、
「うちの子うるさいかもしれません」「いえいえ、うちもなんで」
なんて会話ができてほっこりしたものです。
まとめ
つらつらとたくさん書いてきてしまいましたが、子連れハワイのフライトをスムーズに遂行するために一番重要だと思うのはやはり
機内でなるべく長い時間寝てもらうために調整すること!
行きはフライト中ずっと睡眠、帰りは長めのお昼寝を目指したいところです。
その他のポイント
- 成田空港のキッズスペースを活用すべし
- 優先搭乗は使わずに
- 1歳にはバシネットは少し窮屈そう
- 3歳は機内エンターテインメントやタブレットなどで大人しくしてくれる
- ホノルルの空港はキッズスペースはないよ
- 1~2歳のフライトはどう頑張っても大変
- 周りにひと声かけよう
ということをお伝えしました。