子連れ海外旅行でLCC(格安航空会社)を利用した話

 

3歳と0歳6ヶ月の子供を二人連れて初めての子連れ海外旅行でフィリピン セブ島に行って来ました。

利用したのはLCC(格安航空会社)のバニラエア。特別悪くもなかったのですが、やっぱり一般航空会社とも異なる点も多く、できれば次回以降の子連れ海外旅行はLCCを避けたい…と思ってしまいました。

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LCCを利用した経緯

今回の旅行は、滞在期間中全て自由行動のパックツアーで申し込みました。ホテルは希望があったのでホテル重視で選ぶと、リーズナブルなお値段のものだとどれもLCCのバニラエアを利用するプランばかり。

LCCを一度も使ったことはなかったのですが、
「そんな大した違いはないだろう」
「フライトは4,5時間だし大丈夫だろう」
「なんとかなるだろう」
とあまり深く考えずLCC利用のプランに決定してしまいました。

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LCCはちょっと大変だなと感じた点

座席指定は自分で行う

出発の10日程前にフライトの予約番号が発行されるのでそれを旅行代理店から入手し、自分でWebから座席指定を行いました。

指定料として1000円/席 かかります。パックツアーだと、今までは当たり前のように旅行代理店が同行者と隣同士の席を取ってくれていましたが、そういうわけにもいかないのがLCCなんでしょうね。

自分で座席指定をしていなかったら家族みんなバラバラの座席に座らされていたかもしれないのかと思うと怖いです。

 

また、機内にファーストクラスやビジネスクラスはありませんが、少し座席が広いリラックスシートというものを2000円/席(通常座席指定の1000円にプラス1000円の計2000円)で予約することができます。

是非とも利用したかったのですが、2歳以上であることという条件があったので、0歳と乗る私は利用できず。3歳の長男はOKなのですが「ママの隣がいい」と言うのが目に見えていたので今回は利用せずでした。

実際機内ではリラックスシートの空席が多く、当日でも1500円席でアップグレードが可能でした。

成田空港の第3ターミナルが遠い

電車で第2ターミナルに到着した後、バス(無料)か徒歩でLCC専用の第3ターミナルまで向かいます。一部成田空港行きのバスは第3ターミナル発着のものもあるようです。

日本は極寒の1月末、南国へ行くので少し軽装で行きたいなと思っていましたが、このターミナル間移動があるのでそれは諦めました。

行きは徒歩、帰りはバスでターミナル間を移動。徒歩の方がショートカットなので時間的にはどちらも同じだと思います。10分程度でしょうか。バスもかなり頻繁に出ていたのですぐに乗れると思います。

機内に乗り込むのにバス移動することもある

普段なら搭乗ゲートからタラップ渡ってすぐ機内ですが、LCCの場合、また一度外に出てバスに乗って移動してやっと機内に入れる、ということもあります。

我々は行きはバスには乗らずに済んだのですが、帰りの成田空港では飛行機からゲートまでバスでした。

しかも南国セブ島から帰国して飛行機を降りたったら雪が降っていて極寒。
でもすぐ外に出てバスに乗らなければならず、いきなりキツイ現実をつきつけられた感じでした。

通路がせまい

じっとしているのに飽きてきた子供を少し歩かせたり、ぐずってきた赤ちゃんをあやすのに通路を使いたかったのですが、通路は一つしかないし、狭い。体を横にしないとスムーズに通れない広さです。

更にトイレに行くにも、機内販売ワゴンが通るにも、皆この通路を使うので、乗客や乗務員など誰かしら通っていて、ここに立っていると正直邪魔

そんなこともありトイレに行く以外はほとんど通路は使わずでした。

フライト時間が4,5時間だったのでまだなんとか乗り切れましたがかなり疲れました…。

ちゃみ
もう少し機内をお散歩できると思っていました。甘かった。

バシネットもなし

通常、一般航空会社の国際線の飛行機にはバシネットというベビーベッドが用意してあります。

取り付けられる限られた席を確保する必要はあるはずですが、赤ちゃんをゴロンとはさておけるスペースができるのです。

もしあれば当時6ヶ月だった次男もそこに寝かせられたらいいなと思っていましたが、バニラエアにはバシネットの用意はありませんでしたのでずーっと抱っこでした。

 

LCCの好印象だった点

搭乗ゲート付近にキッズスペースあり

LCC専用の第3ターミナルにはキッズスペースなんてないかな…と思っていましたが、ありました。我々が利用したのは小さめのスペースでしたが、少し離れたところにもっと大きいものもあったようです。

我々が利用したキッズスペースにはウレタンのブロックがいくつか置いてあり、3歳の長男は跳ねて走ってとフライト前にエネルギーを発散できましたし、0歳次男もゴロンとさせておくことができて助かりました。

エアコンが丁度よかった

LCC機内には一般航空会社の機内では各座席に用意されてあるブランケットがありません。購入という形になります。1500円くらいで売っていたかな。

なので機内が寒いと大変だなと思ったのですが、暖かいくらいで寒いと感じることはなかったです。

バニラエアが日系航空会社だから日本人に合わせた温度設定にしてくれているんでしょうかね。これはありがたかったです。

子連れも多く安心

日本では閑散期のセブ島への飛行機でしたが、行きも帰りも子連れが4,5組いました。皆さんLCC使うんですねぇ。なので結構グズって泣いている子もいて、個人的にはほっとしました。

ちなみに我が家もそうですが、子連れのファミリーの皆さんはみんな前方の席を指定していたようです。

おそらく理由は皆同じ、最後の方に乗って最初の方に出られるから」だと思います。

搭乗は後ろの席から案内され、降りるときは前の座席からになります。
なので後ろの席だとより長い間機内にいる必要があるので、子連れの場合は前方の席を予約することをオススします!

大幅な遅れがなかった

LCCは平気で大幅にフライトが遅れるという情報があったので覚悟はしていました。

行きは滑走路混雑の影響で30分程離陸が遅れましたがこれはLCCだからというわけではなさそうです。

帰りの便では利用する飛行機の到着遅れの影響で当初の搭乗時間になってもなかなか搭乗開始されず、遅れている旨のアナウンスがずっと続いていました。どんだけ遅れるんだ〜とちょっとイライラモードに。

でもその後はかなりテキパキと搭乗を進め、全員が乗るのを確認すると即出発、遅れを取り戻そうとしているのが伝わりました。結局15分程度の遅れで済みました。

失礼かもしれませんが、LCCは遅れて当然、くらいの対応をされると思っていたのでこれは意外に嬉しい点でした。

機内食は有料。事前に準備をおすすめ

成田空港では、第3ターミナル内にコンビニがあったのでそちらで購入することができます。

荷物検査の際、液体類は一定量を超えると持ち込みがNGなので、ペットボトルの飲み物は捨てる必要がありますが、食べ物は荷物検査前から機内まで持ち込んでオッケーです。

我が家はおにぎりを自宅から持参したのと、ターミナル内のフードコードにあったカフェでサンドイッチを購入して機内で食べました。

飲み物は搭乗ゲート付近に自動販売機がいくつかあったので、そちらで購入しました。

 

帰りは有料の機内食を食べてみました。なぜか全品30%オフだったのでこれはチャンスだと思い購入。

1000円のお弁当が700円になっていました。これ▼

正直ボリューム的には割高な感じはしましたが美味しかったです。何よりフィリピンの食事に疲れた復路で日本食が食べられたのが嬉しかった。

成田空港では空港の貸し出しベビーカーを利用しよう

バニラエアの場合、ベビーカーはチェックイン時に預け入れます。

ちゃみ
子どもが同乗する場合、ベビーカーの預け入れは無料でした。

 

我々は今回空港の貸し出しベビーカーが利用できることを知らず、チェックイン後、荷物検査や出国審査、搭乗までの時間を待つのに、まだ歩けない0歳児をずっとおんぶでした。

真冬でコートなど荷物もかさばる時期だったので、機内持ち込み荷物×2つ、0歳児おんぶに3歳児の手を引き移動するのはかなりしんどかったです。

私がトイレへ行くにも赤ちゃんを降ろしたりまた抱っこ紐に入れたり面倒でしたし。ベビーカーがあれば少し荷物も入れられたし楽だったのに!

 

LCCの発着する第3ターミナルの案内カウンターにも貸し出しベビーカーがあるので、これを利用すれば搭乗口までベビーカーで行けたんです。使わず激しく後悔。

成田空港の職員に聞いたところ、貸し出しベビーカーは搭乗口にて航空会社のスタッフに渡すか、乗り捨てておいてもらえればOKとのこと。

まだベビーカーが必要なお子さんと搭乗の際は是非利用しましょう。

ちなみにセブ空港に貸し出しベビーカーがあったかは不明です。ありそうな雰囲気ではなかったです。汗

 

またLCCでない一般航空会社であれば大抵は搭乗口、機内へ乗り込むギリギリまで自分のベビーカー使用OKみたいです。やっぱり対応が違います。

まとめ

一人で身軽に安く旅行するなら全然いいんですが、やはり子連れで家族旅行するにあたってはLCCはやはり不便も多く感じたので、ケチらず一般航空会社使いましょう、と言いたいです。

特に子連れで海外旅行の長いフライトの場合ですね。かなりストレスになりそうなのでLCCは避けたいところです。ご参考になれば嬉しいです。

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