妊娠中、特にお仕事していた人は産休に入ってからは毎日持て余すほど時間がありますよね。ヒマ~と感じてしまうほど。
時間はあるけど体が重たく自由がきかないし、仕事をしていないのでお金を使うことにも罪悪感を感じてしまう。
私は家にこもって毎日ソファーに寝転がってテレビばかり見ていました。
痛みにたえて無事出産することが私の最終ゴールだったんですよね。そこから休みなしの育児が始まることなど考えていなかったようです。
産後は身体的にも精神的にも時間的にも余裕はなくなります!旦那さんとゆっくり会話する時間もなくなる可能性大。
出産前の今が思う存分自分の時間を使える最後のとき!
Contents
産後の母体の変化(心身ともに)について知り夫婦で話しておく
産後はホルモンの変化か、ガルガルします。そしてそのガルガルの矛先は主に夫。
夫のささいな言動でぶちギレたり、育児のできなさに失望したりしました。夫婦喧嘩の頻度もかなり増えましたね。
出産するまでは夫がかわいい赤ちゃんみたいな存在でしたが、子どもが産まれてからは90%以上の愛情は子どもへ注がれてしまって夫への愛は激減。
こんなにも変わってしまうなんて私自身も驚きでした。「絶対夫のことは嫌いにならない、ずっと大好き♪」と思っていたのに、一瞬で「ウザっ」と思ってしまう相手にかわってしまうんです。
なので、このようなブログ記事を旦那さんとシェアしたりして、「産後はコレコレこういう風にになる人が多いみたい」「産後は心身ともにサポートお願いね」なんていう話ができていたらなと思います。
私の突然の変わりように夫も驚いたと思いますので、夫婦で知識を持って産後に備えたいですね。
夫婦での育児の取り組みかた、役割分担を話し合っておく
赤ちゃんが産まれると自発的にガンガン育児に関わってくるパパもいるようですが、うちの夫はなんっにもしませんでした(苦笑)。
怖いから心配だから、抱っこしたくない、オムツ替えたくない、お風呂入れたくない、着替えしたくない、一緒におでかけしたくないetc...
という感じで、物理的に育児には全くと言っていいほど関わらず、すごくがっかりしてしまいました。
私も「やってよ」と強く言えず、「やりたくないのにやって欲しくない!」と強がり全部自分でやっていました。
そしてそれは本当に大変だったし、夫に対しても嫌悪感がどんどん積もっていつもイライラ怒っていました。
我が家のように出産前に、育児について何も役割分担も決めていないと、結局ママがやることになるのではなってしまうケースが多いと思われます。家事も育児も。
育児は親の仕事、母親の仕事というわけではありません。
赤ちゃんが産まれたら必要になる作業をリストアップして、担当を決めておくことが大切だと思いました。
「たまにはオムツ替えてね」
「赤ちゃん産まれたらちゃんとお風呂入れられる〜?」
「入れられるよ〜あはは」
くらいの曖昧な決め方じゃダメ。そんな約束簡単に破られます(笑)。
例えば…
- 沐浴(お風呂)はパパ担当。お風呂入れないで待ってるから◯時には帰宅してね
- 夜の寝かしつけは1日おきで交代でやろう
- 寝かしつけしない人が食器洗いと部屋の片づけね
- 就寝前はミルクにしてパパがあげることにしよう
- 休みの日はおむつ替えは基本全部パパね
などという風にある程度しっかり、「いつ誰が何をする」というところまで落としこんで分担を決めておくことを強くおすすめします。そしてそれをきちんと実行しましょう。
出産前に決めておくのがポイント!!産後は先述の通り、ママのホルモンの影響でガルガルになっている可能性が大きいです。
リアルな育児ついて知っておく
何度も言いますが私のゴールは出産でした。ですが出産はあくまでスタートです!
出産した瞬間から(というか大体翌日から)24時間勤務休みなしの育児生活がスタートするのです。
大きくて苦しいお腹の妊婦生活、痛い出産を乗り越えれば、赤ちゃんとのバラ色の生活が待っていると本気で思っていました。
それは完全な妄想です。
・おっぱいはすぐに出ないこと
・頑張って授乳しているとおっぱいが切れて涙がでるほど痛いこと
・母乳が軌道にのるまでは30分とか1時間おきで授乳する生活が続くこと
・吐き戻しやおしっこやうんちを漏らして一日何度も洋服をかえること
・赤ちゃんは夜中数時間覚醒すること
・朝から晩まで赤ちゃんと2人きりで孤独なこと
・赤ちゃんは1時間くらい平気で泣き続けること
・なんなら一日中泣いていること
・何で泣いてるのかわからなくて辛くなること
・やっと寝たのに置くとまた泣いて起きること
・自分のご飯もろくに食べられないこと
・家事をする時間が見当たらないこと
・休みたいときに休めないこと
・・・・
ほとんどの親が経験するごくごく当たり前のことなのですが、出産前私はどれも全く知りませんでした。
まだ周りにも出産した友人が少なく、リアルな子育て話を聞ける人もいなかったことも理由のひとつかもしれません。
そして産後、育児が始まってその大変さに愕然としました。
赤ちゃんの性格や周りのサポート状況にもよると思いますが、「生後半年までは辛い」と思っておいた方がいいと思います。
何の心の準備をしていなかった長男のときは、産後しばらくは真っ暗な出口の見えないトンネルを歩いているような感覚でした。
「おっぱい 切れる」
「赤ちゃん 泣き止まない」
などでググってみてください。
たくさんの育児ブログや、yahoo知恵袋のようなQ&Aサイトに色んな情報を見つけられるでしょう。
産後、子育てが始まってから「そんな言うほどでもないじゃん♪」と思えるくらいに「大変だぞ~」という心構えをしておいた方がいいと思います。
赤ちゃん連れで行くのは難しい場所へおでかけ
これは唯一「やっておけばよかった」ことではなくて「やっておいてよかった〜」と心から思っていることです。
いつグズったり泣くかわからず、頻繁な授乳も必要な赤ちゃんを連れておでかけできるところって決まってきてしまいます。
なので、出産前の身軽なときに赤ちゃん連れだとなかなか行けないところに行っておきましょう!もちろん体調は最優先で!
- ホテルのアフタヌーンティー(子ども入店NGのところもある)
- 焼き肉(グリルがあぶなくて子連れはしばらく厳しい)
- 映画館(自分の見たい映画を映画館で見られるのはしばらく先になる)
- 温泉旅行(ゆっくり温泉につかってゆっくりご飯を食べられる旅行は最後)
- カウンター席のおいしいラーメン屋(子どもがいるとフードコートのラーメン屋しか行かない)
夜出歩くこともなかなかできなくなるので、友人と夜ご飯を食べに行ったり、飲み会に行ったりするのもいいですね。
あとはやはり夫婦2人きりで出かけることって本当〜に難しくなるので、最後に2人っきりのおでかけを満喫しておくことをオススメします。
旅行でもいいし、ちょっと素敵なレストランでお食事するのでも、何でも。
私は出産直前、毎日夫と2人で近所に夜のお散歩に出かけていましたが、今でもいい思い出です。
その後長男が産まれて4年近く経ちますが、まだ一度も夫婦二人っきりででかけたことはありません(汗)。
産休・育休中の過ごし方を考えておく
出産後は産休だけでなく育休まで取る方も多いと思います。
期間は人によって異なると思いますが、仕事から長い間離れる機会はそうそうないもの。
育児は大変だし、そんなに自由な時間はないものの、少し余裕がでてくると、子どもの寝ている時間や一人遊びしてくれている時間にちょっとフリータイムができるものです。
自由になる時間にひたすらテレビを見たり、ゲームしたり、ネットサーフィンするんでもいいんですよ。
私もひたすら海外ドラマや映画を見てることもあります。
でもどこかで、「このままじゃいかん」「何か自分を成長させるようなことしたい」と思うようになるかもしれません。私はなりました。
そんなときのために、「仕事から長く離れるこの時間を使ってどんなことをしたいのか、どんなことができるのか」を時間のある出産前に考えておけたらいいかなと思いました。
資格の取得、興味のある分野の勉強、ブログ運営、ハンドメイド販売、その他副業などなど、何かスキルアップにつながるようなことや社会に参画している、必要とされていると感じられることを個人的におすすめしたいです。
もちろん嫌々ではなくてワクワクしながらやれるものを見つけるのは大事です。
私は長男のときは産休・育休合わせて1年半、次男は約2年間仕事を離れることになります。
長男のときは現実的な計画は何もなく、でも子どもが寝ている時間がもったいなくて、「何かしたい何かしたい」と思いながらも、なかなかやりたいこと・できることが見つからず、探し続けもやもやし続けました。
次男の育休中は、「もう同じ思いはしたくない」と産前から色々考えて
- 翻訳の仕事
- クラウドソーシングでライターの仕事
- このブログの立ち上げ
に取り組むことで有意義に過ごせていて、毎日とてもハッピーです。
育児中でももちろんできることもありますが、妊娠中、出産前の産休中はまるまる自分のために使えた時間だったので、私の場合だと、出産前にブログを立ち上げておいたり、翻訳のテストを受けておいたりできればよかったかなと思っています。
育休中と書きましたが、仕事を辞めて専業主婦になる場合でも同じ。育児の隙間時間に何ができるか、考えてみることをおすすめしたいです。
まとめ
出産前はとにかく早く赤ちゃんに会いたいと思っていたけれど、出産前の時間て本当~~に貴重なんです。
出産後に後悔のないよう、パートナーと子育てのことをしっかり話しあい、一緒に2人で思い出を作り、赤ちゃんとの生活への準備をしておきましょう。
そして1人で孤独な育児生活にならないよう、産後も楽しめる「何か」を見つけておくとさらにいいと思います。
後悔のないマタニティライフを送ってくださいね。