公園で遊んでいたら乳歯である前歯が欠けてしまい、急いで歯医者を受診しました。
てっきり歯に何かをかぶせる処置をするのかと思っていましたが、かぶせ物はすぐ取れるようで形をととのえるのみの治療でした。
あまり目立たないですし、神経は傷つけずにすんでほっとしましたが、柔らかい乳歯の幼児期は転倒などのケガも多いので気を付けたいですね。
滑り台で口をぶつけて前歯が欠けた
公園のすべりだいを反対方向から登っていたら手が滑り、手すりのところに口をゴーン!とぶつけました。
「逆走してる自分が悪いんじゃー!」と言いたくなる気持ちをおさえ、ギャン泣きする息子をなぐさめます。
唇が少し切れてしまっていて、そして前歯が少しだけ欠けている!
欠けた部分の歯は見当たりません。
歯がグラグラしているようなことはなさそうでした。
息子は欠けてしまった歯が痛いと言っているし、かかりつけの歯医者さんへ電話。
「心配ですよね。欠けた部分はあまり触らないようにして来てください。」とのことですぐに診てもらいました。
欠けた部分を触ると細菌が侵入して、炎症の原因になることもあるようです。
歯を削って形を整えて様子を見ることに
歯医者さんに診察してもらい、
「エナメル質の部分が少し欠けている。樹脂で歯の欠けた部分にくっつけるという方法がありますが、かなり取れやすい」
と言われました。
「見た目が気にならなければ、尖った部分を削って角を丸くし、舌が当たっても違和感ない程度にしておいて、乳歯が抜けるまでそのままにしておく」
ことを勧められたので、そうしてもらうことにしました。
特に乳歯は柔らかく薄いため、樹脂をかぶせてしまっても取れやすいようです。
取れてしまった樹脂を誤飲するのも心配です。
ヤスリがついた機械で歯を削ってもらいました。口の中に入れるとゴロゴロするようなヤツです。
3歳の息子は、歯医者さんでまだ機械を口の中にいれたことがなかったので不安でしたが、歯を少し削っている間も痛くはないようで平気な顔をしていました。
ほんの1,2分少し削って治療は完了。
きれいな形にしてもらったからか、治療前より欠けた歯があまり目立たないような気がします。
「見た目が気になるとき(大事な写真撮影とか?)に一時的に樹脂を付けることもできるので相談してくださいね」とも言ってもらいました。
でもかなり小さな欠けですし、個人的にそこまで気にするタイプでもないので、抜けるまでこのままでもいっかなぁと思っています。
しばらく「(欠けた歯が)痛い」と言っていたので少し心配しましたが、1,2時間後には「もういたくなーい」と言っていたので一安心。
ぶつけた衝撃や、歯医者さんで削られたりして、しばらく負荷がかかっていたから少し痛かったのかなー。
神経が傷ついてしまっている場合もあるので注意
神経にも影響しているかはすぐにはわからないようです。
「もし神経が傷ついてしまっていたら、内出血を起こして歯が変色して明らかに見た目でわかるのでそうなったら受診してください」と言われました。
神経を治す手術が必要のようで、ちょっと大がかりな治療になりそうでした…。
息子の歯は数日たっても変色するような様子はなかったので安心しました。
乳歯は永久歯より柔らかく欠けやすい
今回は乳歯なので「あと数年で抜ける」と思うとそこまでショックではありませんが、もし永久歯だったら…と思うとぞっとします。一生樹脂を付けた歯で過ごすのか…と(涙)。
しかし、乳歯は永久歯に比べて柔らかく衝撃などに弱いようです。
乳歯は、永久歯に比べて、酸に弱く、またエナメル質がうすく、やわらかいという特徴があります。
(出典:花王「クリアクリーン」オーラルケア情報 乳歯期の歯磨きQ&A)
そのため乳歯は虫歯にもなりやすいようです。
(参照:出典:花王「クリアクリーン」オーラルケア情報 乳歯期の歯磨きQ&A)
また、▲この図でもわかりますが、乳歯は永久歯に比べてエナメル質の部分も少なく、すぐに神経に到達してしまうため、神経を傷つけてしまう恐れも高そうです。
転ぶことも多い乳歯の時期なので、歯のケガには気を付けたいですね。
まとめ
自分自身の歯が欠けた経験がなかったので、息子の欠けた歯を見てかなり焦りました。
乳歯が欠けた場合には、大きさにもよるかもしれませんが、樹脂を付けるほかに、今回の息子のように欠けた歯の形をととのえるだけにとどめておくこともあるようです。
小さな欠けでも、歯の根元からぐらついていたり、神経が傷ついていることもあるかもしれませんので、すぐに歯医者さんを受診するようにしましょう。