先日インフルエンザに感染した1歳半の次男。
感染したと思われるその日の夜、熱がどんどん上がり、39~40度くらいになり、夜中寝ているときに熱性けいれんを起こしました。
うちの次男は熱性けいれんも無熱性けいれんも、経験済みで「てんかん」という診断もされています。
今回は
- 数時間あいて2回けいれんを起こしたこと
- けいれん後なかなか意識が戻らなくて不安になった
ということもあり、救急車を呼びました。
Contents
1回目のけいれん 口から少量の出血
夜中眠っている間に、隣に寝ていた次男がけいれんを始めました。
いつものように時間をはかりながら様子を見ていると、次男の口のあたりの布団に血が混じったようなものがついているのが気になりました。
けいれんしている次男の口元を触ってみるとやはり血がまじったよだれみたいな液体がダラーっとたれていて、びっくりしました!
けいれんしているときに口の中をケガしまうことがあるようで、それによる少量の出血だったようです。
2回目のけいれん後、震えて意識がもうろう
1回目のけいれんが終わり、そのまま寝てしまったのですが、また3時間後くらいに2回目のけいれんです。
またか…と。
数時間開けて2回目のけいれんを起こすことは初めてではなかったので、ドキドキしていましたが、パニックになることなく冷静に様子を見ていました。
今度はよだれがたくさん出て、布団がびっしょり。
けいれんすると、嘔吐やよだれが出てしまうこともあるみたいです。
そしてけいれん後は、次男の身体がガタガタ小刻みに震えて止まらない。
熱性けいれんの大きくビクっビクっというけいれんとは違うけど、これはけいれん?それとも40度近い熱があったので、高熱で震えてるのか?
深く寝てしまっているのか、意識がないのか、呼びかけにも反応しないので、怖くなって救急車を呼びました。
救急隊の方が到着して、ガヤガヤ騒がしくなってきたタイミングで次男の震えも止まってはっと意識が戻りました。
けいれんと震えの違い
後ほど病院の医師に聞いてみると、さきほどの痙攣後の震えは「おそらく高熱による震えではないか」と。
けいれんと震えの違いは、
fa-lightbulb-o体の震えを手でおさえようとすると止まるのが震え
fa-lightbulb-o人の力ではおさえられず勝手にビクビクし続けるのがけいれん
とのこと。
その時は慌てていてどうだったか覚えていないのですが、次回以降の参考にしたいです。
インフルエンザで入院もありえる?
インフルエンザで熱性けいれんを起こした子どもの入院は珍しくないようです。
医師にも「帰宅して大丈夫そうですが、もしお母さんが心配であれば入院していきますか?」と言われました。
お医者さんの話によると、入院するのは下記のような状態のとき
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- 熱性けいれん後、意識がもうろうとしている
- ぐったりしていて水分をあまり摂れない
- 血中酸素濃度が低く、呼吸が苦しそう
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今回、息子は病院に着くころには意識もはっきりしていたし、元気そうな様子だったこと。
食欲も割とあり、水分補給も問題なくできたこともあり、入院はせずに薬のみ処方されて帰宅できました。
インフルエンザの場合は熱性けいれんが起きやすい
インフルエンザは通常の風邪よりも脳に負担がかかる病気らしく、熱性けいれんが起きることも多いとお医者さんに言われました。
通常の風邪に比べて、急激に熱が上がるのも一因だとか。
ごくまれではあるけれども、けいれんから始まり、インフルエンザ脳症という重篤な病気につながることもあるようです。
次男は何度もけいれんを起こしているので、「ちょっと様子みようかな」と思ってしまうこともあるのですが、
今後もインフルエンザのときに熱性けいれんを起こしたら、救急車を呼ぶなり、早急に受診するなるしよう!と心に決めました。
けいれん予防の座薬「ダイアップ「を処方される
熱性けいれんも無熱性けいれんも経験しており、「ダイアップ」という名前は何度も聞いたことがありましたが、使用するのは初めて。
熱が37.5度以上まであがってきたときに、熱性けいれんを予防する為に使う座薬です。
2回以上熱性けいれんを起こしたことがある場合に使われることが多いようですね。
8時間空けて2回までの使用で、それ以上は使わないように、ということでした。
副作用として眠気やふらつきがあるようで、ダイアップを入れた後は、熱の影響もあり、ぐーったり寝ていたり(でも抱っこじゃなきゃだめ)、
起きてもふらふらするのかかなり機嫌が悪く、ふらふらち私を求めて泣いて歩いていたりして、見ていてかわいそうでした。
だた、救急搬送されてから1~2日ほどは高熱が続きましたが、熱性けいれんは起こさなかったのでほっとしています。
ダイアップの座薬を入れるとうんちで出てしまう
お尻を刺激されると、出したくなるのか、5分もしないうちにうんちを出してしまって、座薬もそのまま出てきちゃいました。
出てきてしまった場合、
形が残っていればまたお尻に入れ直して、大分原形がなくなっていれば吸収されているので、再び入れる必要はないとこと。
まとめ
普段は熱性けいれんを起こさないようなお子さんでも、急激に熱が上がり、脳に負担のかかるインフルエンザの場合には、けいれんを起こす可能性も十分にあります。
そしてけいれんを起こしてしまったら、救急車を呼ぶなり、救急外来に駆け込むなどして、早めに医師の診察を受けてくださいね。
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