幼児から中学生までの家庭学習教材を提供している「ポピー」。
その幼児版「ポピっこ きいどり」という年少クラス向け教材を6か月間受講しました。
毎月子どもと一緒にワークに取り組みましたが、最終的に退会という選択をしました。
我が家には合いませんでしたが、とても素敵な教材だと思うので、ポピーの特長と、我が家がいまいちだと感じたポイントをご紹介したいと思います。
年少向け 「きいどり」の教材内容
オールカラーのワークブック66ページ
ワークブックの中には以下の内容が盛り込まれています。
- こうさく(切ったり貼ったり)
- おはなし(数ページの読み聞かせ用のお話)
- もじ(ひらがなの練習とひらがなを使ったゲームもあり)
- ちえ(迷路など楽しみながら考えるワーク)
- かず(「◯◯はいくつある?」「どちらの方が多い?」などのワーク)
特別教材
年4回、ワークブックをとば別に、紙で作る付録のようなものが付いています。
自分で組み立て、ごっこ遊びが楽しむことができます。
ほほえみお母さん
親向けの薄い冊子も毎月届きます。
子どものクスっと笑える話やポピーをこんな風に使った、などの話が載っていて、何気に読むのがちょっと楽しみでした。
幼児ポピーの特長
値段が安い
月会費は以下のとおり。
(参照:全家研月刊ポピー 幼児ポピー)
(2019年度からは年中、年長向けの教材がリニューアルされ、値上げされるようです。)
入会費・年会費は無料です。
今まで毎月のようにやってくるあの有名な「ちゃれんじ」のDMに目を通して、月2,000円!なんてのばかり見ていたので、「やすっ!」と思いました。
さらに、6か月契約で2.5%オフ、12か月契約で5%オフとお得になるので、継続してポピーを受講したいと考えている人は長期間で契約することをおすすめします。
1か月分の教材を無料でおためしをした後で契約できるので、内容がある程度わかってから申し込みするかどうか決められるので安心してくださいね。
余計なおもちゃがついていない
これも代表的なちゃれんじとの比較になりますが、おもちゃが付いていません。
おもちゃと連動させて教材を楽しみながら効率良く進められたり、おもちゃが子どものやる気を引き出すこともあるのかもしれません。
でも我が家はおもちゃは子どもや親の我々が与えたいと思ったものを買うし、
我が子は飽きっぽくてあまりどれも長く遊ばないので、次から次へと新しいおもちゃが来る教材はやめたいと思いました。
もちろんおもちゃの分、受講費用も高くなるでしょうしね。
「教材に玩具不要!」と考えているご家庭には、ポピーはおすすめの教材です。
キャラクターがいる
特定のキャラクターがいて、教材内のあらゆるところに登場してきます。
ちゃれんじでいう、しまじろうのような存在。
我が家の場合は、長男はいつまで経っても名前を覚えないし、いてもいなくても取り組み方は変わらなそう。
かわいいけど、うちの子には別に特定のキャラクターはいなくてもいいなと思いました。
全ページカラー
やはりカラーだとにぎやかでカラフルでかわいくてテンションあがりますね。
後で紹介しますが、教材の中に絵本も入っているので、カラーの方がイメージもつかみやすいし、子どもも見ていて楽しいですよね。
また、全ページカラーなので、色の違いを利用したワーク(ex:「同じ色と形のものを見つけよう」)をすることも可能なので、ワークの幅が広がりますね。
色を使ったワークの例▼
毎月おはなしのページがある
数ページの短い絵本のようなものが、ワークの途中に入っています。
昔からのクラシックなお話も多く、「あぁそういえばこんなお話もあったよね」というものもあったり。
昔からのあるようなお話って、なかなか私や息子が図書館でもチョイスしない本なので、こういう教材で読み聞かせてあげられて良い機会になりました。
特別付録あり
先ほど教材に玩具はついていないということをお話ししましたが、
毎月特別教材として紙で作る付録がついていて、遊ぶ(びながら学ぶ)ことができます。
もちろん紙なので壊れやすいんですが、立派なおもちゃをもらってもどうせすぐ飽きるし、これくらいでしばらく遊んで十分かなと思います。
あとはもちろん自分で作る必要があるので、「楽しい!」と感じる人もいれば、うちのように「めんどくさい」と感じる人も…。
これが理由でポピーを退会しました
簡単すぎるページがある
ちょこちょこっとシールを貼って終わり~みたいなページが、特に冒頭のページで多い気がするんですよね。
例えばクリスマスツリーのイラストにシールで装飾してそのページ終わり、
初日の出~の写真と説明で見開きページ終わり、みたいな。
もちろん冒頭ページはワークのとっかかりになる部分なので、子どもの心をキャッチするのには効果があるのかもしれません。
それはわかるんですけど、正直、「ちょっとページ無駄じゃない・・・?」と感じてしまうことがあったのも事実です。
工作はいらない
これはあくまで我が家のケースです。
私も息子も正直工作が好きではなく、「このページは切って貼ってがある工作ページだからとばそ」ということがよくありました。
それにこういう工作系のワークって、年少は(年中になっても?)まだまだ親がしっかり付いていてあげないとできないんですよね。
はさみを私の目の届かないところで使わせるのはまだあぶなっかしいし、切り終わってもどうやって貼るの?どうやって遊ぶの?と親の作業と説明が必須です。
逆に息子の好きな迷路とか間違い探し、文字を書く練習もそうですが(これは息子好きではないですが苦笑)、ちょっと目を離しておいてもできるんですよね。
「このページだけ見つけておいて、書いておいて」とその間にお皿洗ったり、保育園の準備したりちょっとした家事しながら出来るので助かります。
おはなしのページは不要
ワークブックの中に、数ページの絵本部分があるのですが、正直絵本は図書館でたくさん借りてくるのでいらないんです。
絵本だけ独立して、冊子になっているならまだしも、ワークブックの途中のページに数ページあっても、読み返すことはほとんどないですし…。
それに、普段は絵本大好きな息子ですが、ポピーをやっている時は、せっかくワークをする気分でいるのに、途中にいきなり絵本のページが入ってくるとテンション落ちるみたいなんですよね。
オールカラーだし1回だけだともったいない気がする
ポピーの教材はオールカラーで紙質もしっかりしていて、シールも貼ったりはがしたりできるようになっているし、
1回だけやってあとはポーイするのはなんかもったいない…。
もう一度復習したり、もう一度ワークをやり直してみたり、おはなしのページを何回も読んでみたり、そういうことをして初めて「満足に使った! 」「980円分の学習をした!」という気がするんです。
でもうちの子はやらない…。
1回やって満足♪で、すぐに「次の!次の!新しいのやる!」となるので、うちには使い捨てできる教材の方がいいなぁと思いました。
息子のやる気が出なかった
これは私もなかなか長男と1対1の時間を作ってあげられることができず、ちょっと責任感じているところはあります
「お勉強する?」と聞いてみても「いいや、テレビ見る〜」とかあんまりしたがらなくて。
教材が届いてすぐはやる気に満ちあふれていて、ガガーっと何ページもやるんです。
でもあんまり好きじゃないページ(工作とか文字とかおはなしとか)は飛ばすんです。
で後日またやろうと思うと、あんまり好きなじゃないものばかり残ってるので、やる気が出ない…
みたいなサイクルになっている気がしました。
もちろん様々な分野に興味を持ってほしいけど、お受験考えてるわけでも、勉強できるようになってほしいわけでもないので、
今は息子が楽しいと感じられる教材を遊びの延長でやらせてあげたいなぁという思いです。
次の学習教材は「がんばる舎」に決めた!
幼児向け通信教材をネットで色々調べてみて、次の教材はがんばる舎というプリント学習の教材に決めました。
がんばる舎の特長は下記の通り▼
受講料がさらに安い
なんと700円/月!やっす!
1日1枚のプリント24日分でこの価格です。ありがたい〜。
プリントは全て白黒
カラーに慣れてしまうとちょっと寂しくなるかもしれませんが、あまり見た目にはこだわっていないのでとりあえず気にしてはいません。
プリント学習で工作なし
言葉や数、図形などのワークをプリントで取り組む形の教材なので、ポピーにあったようなはさみやのりを使っての教材はなさそうです。
工作は不得意で、えんぴつ片手にどんどん解いていきたいタイプの息子には、合っているかなと思いました。
また、プリントなので、使い捨てが基本かなぁと思って、「どんどんやっていいよ〜」と思える教材かなと感じています。
問題量が少なそう
1日1枚が基本になるので、もし毎日やるとなるとちょっと物足りないかなぁと思います。
ただうちの場合、私の家事の進捗や次男の機嫌、夫の帰宅時間、長男のやる気によって毎日やるわけではなさそうなので、数日に1回、数枚一気にやる形でもいいかなぁと思ってます。
まとめ
我が家は最終的に退会してしまいましたが、退会した理由の裏返しとして、6か月学習したポピー教材の特長をまとめると、
下記のようなポイントを重要視するご家庭には合うのではないかなと思いました。
- 切ったり貼ったり、組み立てたりする工作が好き
- カラーのワークブックで楽しみながら取り組みたい
- キャラクターがいるとテンションが上がる
- シールを貼るワークが大好き
- 玩具は不要
- お手頃価格の学習教材希望
家庭学習教材が、親子ともストレスにならず、楽しいものになりますように!