布おむつのメリットとデメリット 半年で挫折してしまった話

 

ママになった友人が布おむつを使っていて、色々話を聞いて魅力を感じ、私も長男を出産後すぐ実践しました。

しばらくはいい感じで続いていたのですが、生後半年経たずにあきらめてしまいました。

短い間でしたが使用してみた布おむつについて、ギブアップしてしまった理由なども含めてご紹介したいと思います。

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 布おむつってどんなもの?

私が赤ちゃんの頃も布おむつだったと母が言っていました。その頃はながーい布を何重かに折っておしめにしていたと聞きました。反物っていうんですかね。

反物の布おむつもまだあるかとは思いますが、最近は成形型が多いんじゃないかと思います。例えて言うなら生理用ナプキンのような形です。

こんな感じ。

カバーの中にこのおむつ(インサーツと呼ぶ)を置いてカバーのスナップをパチパチすれば完了。

私が購入したものは、新生児から大きくなっても使えるように、スナップボタンでサイズが調節可能なんです。なのでサイズアウトしたら新しいものを買う必要もなしです。

 

(▲私の持っているカバーは、お腹部分もスナップタイプでしたが、こちらはお腹の部分はマジックテープで留めるタイプのものです。)

カバーも色柄がたくさんあってとてもかわいい
です。次はどのカバーにしよっなぁとわくわく考えながらおむつ替えしていました。

必要枚数としては、私はおむつカバーは8枚、インサーツは20枚で毎日洗濯することで何とかやりくりできていました。おむつカバーにまで漏れることが多く、インサーツよりもカバーが足りなくなりそうなことが多くありました。

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 布おむつのメリット

ゴミが少ない

毎回捨てる紙オムツと比べたら断然少ないですよね。オムツ替えしても基本おしりふき分のゴミしかでません。燃えるゴミの日まで家の中に使用済みの紙おむつを溜めておくストレスはないですね。それにゴミの削減ということでは環境にも優しいですよね。

経済的

最初に一式揃えるのに少しお金がかかりますが、同じものを使い回すので長い目で見るとかなり経済的だと思います。私が布おむつを実践したかった大きな理由もこれでした。

ただ、カバーは何度も洗っていると吸水性が落ちてくるので、洋服までダダ漏れ・・・となることもあり、買い替えが必要になってくる可能性があります。

紙オムツだと、少ししか出ていないのに替えるのはもったいないなぁなんてケチいこと考えてしまいますが、布おむつならジャンジャン使ってもどうせ後で全部洗濯するんだからいいやー!と思えますw

オムツが取れるのが早い?

と言われることが多いようですね。真相はわかりませんが、確かに紙オムツより濡れているのをすぐに感じそうだし、出る前にトイレに行かせることにつながるかもしれませんね。

肌に優しい?

これも言われることが多いようですが、個人的には正直紙オムツの方がお肌をサラサラにキープしてくれるような気がしたので何とも言えません…。

オムツ替え頻度が高くなる分、オムツかぶれを防ぎやすいということなのだと思います。

 布おむつ生活の流れ

私は基本的に夜寝る時と出掛ける時は紙オムツ、それ以外は布おむつにしていました。

布おむつは紙おむつほど吸収力がないので、夜や出かけた際に、洋服や布団までびしょびしょになってしまうのを避ける為です。

バケツの中に漂白剤を薄めた水を張り、その中に使用済みの布オムツを入れていきます。

おしっこだけならそのまま入れちゃっていました。ウンチをした場合は手洗いして汚れを落としてからバケツに投入。

基本替えるのはインサーツだけなのですが、結構漏れることも多いのでカバーも何度も替えることになります。

そして私は一日の終わりに溜まったオムツを手洗いして漂白剤を落としてから、洗濯機で洗濯していました。もちろん洋服などとは完全別洗いです。

夜に室内干ししておいて、朝までに乾いていることが多いので、また一日布おむつ生活を始める、といった感じです。

 布おむつをあきらめてしまった理由

面倒

とにかくもうこれに尽きますね。まだ小さいときは一日に何度もウンチをすることが多かったのですが、ウンチが出たら毎回手洗いして、一日の終わりにまた全部を手洗いして洗濯して干して…というのが負担になってしまいました。

布おむつは紙オムツほど吸収力に優れていないので頻繁に替える必要があるのも面倒でしたね。

更にまだ月齢が低かった時には、オムツを洗いにいく度に私が見えなくなり、特に神経質だった長男が泣くんですんよね。オムツ替えの度に、「あ、また泣かれちゃう。」と考えるとそれもストレスで…。

育児を辛いと感じることの方が多い時期だったのもあって、少しでも自分の負担になっているならやめよう、余裕がでてきたらまた再開しようと思ってやめることにしました。

しかしその後紙オムツの楽さから離れられなくなってしまい、心の余裕ができてきてからも布おむつには戻れなかったのですが。

外出が増えた

月齢が上がっていくと児童館などに外出することも増えていきました。先に書いたように外出するときは紙オムツを使うようにしていたので、段々と紙オムツの割合の方が増えていってしまったというのもあります。

でも外出時も布おむつを携帯することを選択もできたわけで…結局面倒くさくなってしまったんですよね。本当は続けたかったんですけどねぇ。

 その後、保育園で布おむつ再開

我が家が在住する地区では、認可保育園では1歳10ヶ月になる迄は、区から布おむつのインサート部分が無料で貸してもらえます

自分でカバーのみ用意すればインサーツの洗濯も含めて区で行ってくれるサービスがあります。布おむつの利用を希望しない場合は、自分で紙おむつを持参します。

これは紙おむつ代の節約になる!と思い、保育園に入園時、長男は1歳4か月だったので、半年だけでもこの恩恵にあずかることにしました。

布おむつカバーを取っておいてよかったぁ。

1年近くぶりに布おむつカバーを使ってみましたが、調節のきくスナップボタンのおかげでぽっちゃりな1歳児でもばっちり入りましたインサーツは昔ながらの反物のおむつでした。

そして半年間、保育園でのみ布おむつ生活をしました。やはり布おむつは紙おむつに比べると漏れやすいので、洋服まで濡れてしまうことが多く、おむつカバーも含め洗濯ものは多かったかなという印象ですが、せっかく買った布おむつカバーをつかえてよかったです。

ただ、最後の方はおむつカバーが次々と寿命を迎え、吸水性を発揮しなくなり先生に「買い換えてください」と言われたので、布おむつを利用できる期間はもう少しありましたが、それを待たずに紙おむつにシフトしました。

なので、生後6ヶ月までの半年と、保育園入園後の半年弱の合計約1年カバーを使って寿命が来たので、大体それくらいで買い替えが必要なのかもしれません。

 まとめ

布おむつ、面倒ではありますが、紙オムツよりもなんだか昔ながらのというか、ナチュラルな育児がてきている気がして私は好きでした。経済的でエコですしね。

でも面倒くささには勝てず、ギブアップしてしまいました。やはり続けるには親の心の余裕が一番大事だと実感しました。

布おむつって今の時代かなりレアかと思っていたのですが、私が出産した病院でも入院中は赤ちゃんは布おむつでしたし、区の保育園も布おむつを取り入れていて、意外に広く布おむつの魅力が認識されているのかな、と感じています。

と言っても9割以上の赤ちゃんは紙オムツを使用しているようなので、かなりマイノリティですね。

この記事が布おむつを検討している方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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