ハーフの子供はバイリンガルになる?英語力は?3歳長男の英語はこんな感じ!

ハーフの子は誰でも自然にバイリンガルになる?

そんなことない!全然ない!

我が家は夫が外国人なので、子供はミックス、いわゆるハーフです。

言語環境は日本語&英語です。

 

そして周りの人からはほぼ100%「バイリンガルになるからいいねぇ」と言われます。

 

いやいやバイリンガルってそんな甘くないです!

外国人のパパやママがいれば誰でも自然にバイリンガルになれるわけではないです!

 

ということを、我が家の3歳の長男の経験と共にお伝えしたいと思います。

熱くなってしまい、大分長い記事になってしまいました(汗)。

ご興味のあるところから読んでみてください♪

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我が家の英語使用環境

まず我が家は日本在住であること。
母親が日本人、父親が外国人ということが前提です。

夫婦間の会話は基本的に<英語>

夫の日本語も上達してきて、ちょいちょい日本語が入ることもありますが、基本は英語です。

とは言っても夫もアフリカの出身で、英語は国の公用語であるもののネイティブではありません。(母国語は彼の民族の言葉)

私も英語はもちろん母国語ではありません。

 

お互い英語ネイティブではない者同士の会話になります。

よく使う単語は決まっているし、そんな高度な英会話をしているわけではありません。

親と子供間の会話は<日本語>

保育園に入るまで(〜1歳4ヶ月)は、私も息子に対してなるべく家の中では英語で声かけしていたんです。

が、息子がどんどん保育園で新しい日本語を覚えてきて家で使うので、それに合わせて私も日本語で話す割合が増えてしまいました。

 

夫の日本語は、上手とは言えるものではないのですが、「日本語で話したほうが息子の反応もある」ということに気付いたようで、彼から息子への声かけもほぼ日本語です。

(個人的にはココ▲もっと英語使ってほしいんですが。)

ちゃみ
両親ともに英語は話せるので、親子の会話が日本語なのはもったいないなぁと思っている部分です。

英語の学校や習い事はなし

インターナショナルスクールに通えるような裕福な家庭ではないですし、英語教室のようなものにも通っていません。

地元の公立保育園に通っています。

ディズニーの英語システムに代表される子ども向け英語教材も利用していません。

 

英会話教室や英語教材などは、自分で「やりたい」という意思を感じたら、経済的に可能な範囲で(苦笑)これからでも利用しようかなとは思っています。

こちらから無理矢理やらせることもないと考えています。

テレビは基本的に英語で見ていた

…ごくごく最近までは。

我が家はケーブルテレビを利用していて、長男が見るテレビは基本的にディズニーチャンネルまたはディズニージュニアに限定。

無理矢理そうさせているわけではないんですが、長男が大好きで自然にそうなってます。

 

ディズニーチャンネル、ディズニージュニアのほとんど全ての番組が二ヵ国語(日英)での放送なので、小さい頃から英語で見せてきました。

言葉を話すようになると、番組の中から英単語や表現を習得するようになって

「これはいいわ!」と二か国語放送を活用してきました。

 

しかし、長男も3歳になり「日本語で見たほうが理解できるぞ」とわかってきたようで、最近は日本語で見たがります。

なので、夫がいる時は「みんながわかるように英語で見ようね」と言って英語で見ていますが、夫不在の時に見るテレビはほぼ日本語になっています(泣)。

 

でもここで「英語で見なさい!」と楽しめなくても無理矢理英語のみで見せるのも息子のストレスになるかなと、日本語で見せてます。

この経験から、テレビを英語で2〜3時間/日ほどかけ流しいるだけでは、英語耳は育たないということを実感しました。

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英語での声かけはとにかく親の努力

赤ちゃんの頃は、私の声かけの大部分が英語でした。

Good morning!(おはよう!)
Let's change your diaper.(オムツ替えようね)
yummy?(おいしい?)

 

などなど。

まだ赤ちゃんの息子はしゃべらないし、私さえ英語で話していればよかったので、割と英語での声かけも楽だったんですよね。

 

1歳4ヶ月で保育園に入園し、息子のお喋りが始まるにつれてどんどんこちらの英語での声かけが減っていきました。

ちゃみ
びっくりするくらい毎日新しい日本語を保育園で覚えてくるんです!

 

言い訳ですが、私にとって英語は母国語ではないですし、英語圏で生活しているわけでもなく、当たり前ですが日本語で話すのが一番楽です。

 

息子が大きくなるにつれ、注意したり、こちらもイライラして怒ったり、ということも増え、そんな時とっさに英語がでないんですね…。

仕事が始まって、帰ってきてバタバタ家事しながら息子に話しかける時も出る言葉は日本語…。

 

ここで私が一踏ん張りして、英語を話す割合を増やしていけたら、もう少し家庭内の言語環境は違ったのかな…なんて思ったり。

ちゃみ
いや、今からでも遅くないですね!

 

日本在住の子どもがバイリンガルになるかどうかは、家庭内で英語の環境がキーポイントなのかなと思っています。

家庭の言語をほぼ英語にしてしまえば、たとえ保育園など家庭外では完全日本語でも、家に入れば程度の差こそあれ、英語にスイッチ、となるのは可能だと思います。

現にそれに近い環境にしている家庭も知っています。

ちゃみ
そのレベルに持っていけていないのは私の力不足だなと感じています。

3歳の長男の英語力はどんなもん?

スピーキングは単語レベル

英単語はいくつも知っていますが、文章で、というか2語以上の英単語を使って話すことはできないです。

さらにその単語もどうしても名詞が多いです。動詞や形容詞はなかなか英語が出てきません。

簡単な挨拶になんとか答えられる

How are you? -I'm fine.

How old are you? -I'm three.

What's your name? -I'm ○○.

 

というような、超ド定番の質問であれば受け答えはできます。

ただ、質問を理解してそれに答えているというより、質問と答えをセットで覚えてそれを口にしている感じです。

なので応用はきかず、例えば「How are you?」に対して「I'm fine」以外の回答はできないです(汗)。

数字や動物の名前を言える

小さい頃から絵本やテレビなどで繰り返し慣れ親しんできたこともあって、

●数字(1から10)
●動物
●色

などは英語で言えます。

でも、それらの単語を使って文章として話すことはできないんですよね。

「あそこにyellowの車があるね」
「Three 数えたら行くからね」

というような、日本語に絵単語が混ざった使い方です。ルー大柴か!って感じですね(笑)。

日常的に使っているものの名前を言える

diaper(おむつ)
stroller(ベビーカー)
shoes(靴)
cellphone(携帯)
washing machine(洗濯機)
water(水)

 

などは、親である私達も、息子との日常生活の会話(ほぼ日本語)で使っているので、単語レベルで発語があります。

「diaper change する?」
((次男の)おむつ替える?)

くらいのレベルであれば、名詞と動詞のセットで使ってくることもあります。

 

ただ英語で言える単語たちも、保育園はじめ、家の外では日本語を使っているので、日本語が出たり、英語が出たり、どちらのケースもあります。

リスニングは意外に聞きとれている

スピーキングよりもリスニングの方がスキルとしては上のような気がします。

夫がたまに英語で簡単なことをぺラッと話しかけたり聞いたりすると、日本語でですが正しい答えが返ってきます。

 

Put your toys away.(おもちゃ片付けて)

「わかってるよ!」

Where is the pacifier?((次男用の)おしゃぶりどこだ?)

「ここにあるよ」

 

というような感じで。

たまに"Yes" "No" "Here"くらいの超簡単な回答であれば、英語がでてくることもあります。

 

また、夫が例えば"I'm waiting for you."と言うと、

「ダディが待ってるってさ。」と私に通訳してくれたりします(笑)。

 

でもちょっと難しい内容になると理解できないようで、英語で話しかけても「もう、わかんないよー!(怒)」となってしまいます。

 

そんなこともあり、「私と夫の英語での会話はわかっていないだろうなぁ」という前提で話していることが多いのですが、

先日、夫と私の会話(英語)で私が

「明日長男が保育園に行っている間、次男と友達の家に遊びにいってくる(育休中なので)」

と話していたところ、長男に

「明日お友達のおうちに行くの?ぼくも行きたい!」と言われて

「うわっ、わかってんじゃん!」とちょっと驚きました。

 

ちゃみ
知っている単語をかいつまんで全体を理解しようとしているみたいです

こういうこともあるので、ちょいちょい新しい単語をインプットさせていくことも大事だなと思っています。

発音は自然に英語の発音に

「th」など日本語にない発音や、「rとl」「bとv」の区別などは割とできている気がします。

というか、「th」だの「r」だのという風に考えて発音しているのではなく、私や夫、テレビで見ているキャラクター達が話す言葉を真似ているんでしょうね。

彼はアルファベットも何もわからないので。

Water は「ウォーラー」
Run は「ワン」
Thank you は「テンキュー」
Three は「トゥリー」

に近い発音をします。

seven
も、「せぶん」ではなくて「セヴン」です。

 

なので、時々発音の仕方の影響で日本人にわかってもらえず、「あっウォーターね、お水ね。発音良すぎてわからなかった。」みたいになることがあります。

こういう日本語発音ちょっと面倒なんですよね(汗)。息子が自分の発音が間違っていると感じないかなと気になります。

ちゃみ
英語の発音と日本人の発音があることを言い聞かせたいです。

バイリンガルとは程遠い現在

ここまで書いてきた通り「ほぼ日本語+英語ほんの少し」の生活なので、3歳の長男はバイリンガルとは程遠い状態です。

毎日夫婦の会話を英語で聞き、1歳過ぎまでは声かけもほぼ英語、3歳まではテレビを英語で見ていても、やはり完全に日本語が強くなります。

 

もちろん、何も英語に触れてこなかった3歳児から比べれば、知っている英単語数はとても多いとは思います。

でもバイリンガルというように、日本語と同じレベルの内容を英語で表現できるかと言われると完全にNOです。

 

3歳の現在は、コミュニケーションに使っているのは日本語・英語ともに「スピーキング」「リスニング」の2つのみですが、もうすぐ日本語が読め、書けるようになってきます。

明らかに英語の「ライティング」「リーディング」は遅れを取ります。

こうして、このままの生活を続けていれば、バイリンガルからはどんどん離れていく気がします。

これからどうしたいのか

親としては、我が子は二つの国のアイデンティティーを持っているので、「二つの国の言葉(英語と日本語)でコミュニケーションを取れる人になって欲しい」という気持ちはあります。

だから我々親の声かけをもっと増やして、家庭内での英語環境を強化していくべきだなと思うこともあります。

まだ3歳なので何も言いませんが、もう少し大きくなってきたら「英語で話すのやめて」なんて言われてしまうかもしれないので…。

ちゃみ
今からたくさん英語で話しかけるクセをつけておきたいな、と思ってます

 

ですが、日本国内でインターナショナルスクールなど通わず、通常の教育を受けていくにあたり、英語環境に置く限界も感じていて、本人が「英語が上達したい」と思ってからでもいいのかなと思ったりもします。

やる気があれば吸収も早いと思うので…。

 

はい、私も揺れてます。笑

手探りのハーフ(ミックス)の子育てです。

まとめ

ハーフの子どもが自然にバイリンガルになれたら夢のような話です。

日本人の父または母を持ち、日本に住みながらバイリンガルになるには、親の声かけの努力や、インターナショナルスクールに入れるなどのお金がかかっていないと、相当難しいというのが私の思うところです。

バイリンガルにはなれなくとも、英語はいつも自分の身近にある言語であってほしいなと思っています。

ちゃみ
その為にも、これからも何らかの形で英語に触れさせていきたいと考えています。
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