我が家の長男は1歳を過ぎるまで母乳やお白湯、お茶以外のものを一切受けつけませんでした。
1歳3ヶ月まで何も食べませんでしたが大丈夫でした!今はちゃんとたくさん食べられるようになりました!というお話です。
そんな子はあまりいないのか、当時ネットで色々探してみても安心できる情報に出会えなかったので、当時の私のように、今お子さんが離乳食を食べずに悩んでいる方々に、この記事が少しでも安心材料になれたらとても嬉しいです。
Contents
離乳食初期から食べなかった
6ヶ月で離乳食をスタートし、マニュアル通り10倍粥からスタート。
でも「こんなもんなのかな」と次のステップには進めず、ずっと10倍粥と裏ごししたドロドロお野菜を毎回あげて、毎回撃沈していました。
そんなある日、同月齢の子を持つお母さんと会って離乳食の話をすると、ビックリするほど進んでいる!そして焦る!
色々アドバイスをもらって、
- お粥に野菜や魚を混ぜて混ぜご飯にしてみる
- おっぱいが好きならおっぱいのミルク粥にしてみる
- 少し出汁を入れて味付き粥にしてみる
など少し工夫してみましたがやっぱり毎回撃沈。
離乳食のタイミングにお腹がすいていないのかなと思い、頑張って授乳からの時間を開けてみても変わらず。
どんな風に拒否されるかというと、口を開かない、泣く、食べてもべぇする、そしてえずいて全て戻す、という感じです。
離乳食を一旦お休みした
そんな日々が2,3ヶ月程続き、毎回毎回拒否される生活に私も心が折れてしまい、しばらく離乳食はお休み!し、おっぱいのみの生活にすることにしました。
生後8か月くらいだったと思います。
お休みの間はもう離乳食は作るのをやめました。
それでも毎日3食食事の時間は私の目の前に座らせて「これは○○だよ〜おいしいよ〜。」と話しかけてみたり、食べられそうなものがあれば「食べてみる?」と口に運んでみたりしました。
もちろんもれなく全て拒否でしたが。
でもそれでもいい!とこの時は割り切りましたね。
ちなみに母乳は昼夜問わず2時間おきに欲していました(苦笑)。
おかげで離乳食を一切食べず、母乳のみにも関わらず、息子の体重は成長曲線を越えてどんどん増え、それに反比例して私はどんどん痩せていきました。(笑)
離乳食再開するも光は見えず
1歳を目前にして「やっぱりそろそろやばいかな」とまた心機一転離乳食に取り組みました。
初期〜後期の離乳食をスキップしてしまっている息子には、初期のドロドロからモグモグ、手づかみメニュー、完了期のものまで一通り試してみました。
お友達と一緒に食べれば影響されるかな、と同じ月齢くらいのお友達と一緒にご飯をしてみるもやはりNG。
それまでママ友を中心に色々アドバイスをもらってきましたが、これはプロの手を借りた方がいいかも、と地域の保健師さん、栄養士さん、子育て相談員さん、病院の医師、などにも相談しましたが、
「1歳で何も食べないのはありえない」
「もっと工夫して食べさせて」
というようなメッセージが多く、更に母乳だけでは足りなくなる栄養分(鉄分)などについても指摘され、私の気分は滅入るばかり。
もうこの時期は本当に辛かったですね。
同じような境遇の人を探しても、私の回りはおろか、ネットで安心できるような言葉を探しても一歳になって何も食べない子なんて見つからない。
「これは私の離乳食の進め方がいけなかったのだろうか・・・」
と自分を責めてみたり、
「何で食べてくれないの?」
と息子に怒りの矛先を向けてしまったり。
断乳を考える
こんだけ食べないんなら断乳することもやはり考えました。
でも我が家の場合は、私が復職するために1歳4ヶ月で必ず保育園に入ることがわかっており、保育園では嫌でも食べないといけなくなるはずなので、息子の大好きなおっぱいは奪わないでおきました。
でも保育園に入らず、ずっと私が見ていなければならないとしたら、どこかのタイミングで断乳をして、お腹をすかせて食べないといけない状況を作っていたかもしれません。
今だから言えますが、赤ちゃんも本当にお腹がすいたら食べざるを得ないですからね。
私の周りにも断乳をしたら、あまり食べなかった食事をモリモリ食べるようになったという人はたくさんいます。
1歳を過ぎてやっと固形物を口にした
1歳を過ぎて、あかちゃんせんべいとボーロは食べられるようになって、それだけでもかなり嬉しかったのですが、食事はまだ何も食べない状態。
相変わらず毎日3食、食事のお誘いを続けても毎度断られていたある日、なぜかこの日は食べたがり、白いご飯だったと思いますが、ぱくりと口にしました。美味しかった様子でぱくぱく食べ始めました。
驚!!!嬉!!!
忘れもしない1歳3ヶ月。長かった…。
この日からご飯(おにぎり含む)、煮込んだやわやわのうどんくらいは食べられるようになりました。これだけでも大成長です!
保育園入園して食べられるものが増える
1歳4ヶ月で入園してから、最初はやはりほぼ白いご飯しか食べなかったのですが、先生方のご尽力や他のお友達との競争心も手伝ってか、少しずつ食べられるものが増えていきました。
保育園生活が1年経つ頃には、基本的に保育園でのお昼ご飯は完食してくるようになりました。
家でも肉や魚、野菜や果物もいつの間にか食べられるものが増えていました。
離乳食を食べず悩んでいるママへのメッセージ
毎日毎日子供のことを考えて心を込めて時間をかけて準備した離乳食が拒否される虚しさ、お察しします。
私もこの悔しさやイライラをどこにぶつけたらいいのかわからず、ひたすら悩み、出口が見えず涙を流す日々でした。
食べさせることにストレスを感じたら、食べさせることから離れてみてもいいんじゃないでしょうか。
おっぱいでもミルクでも、それしか飲みたくないならもうそれだけで!
体重の増えや成長も特に問題なく、元気ならいいんじゃないでしょうか!
今は食べたくないんですよね。
食べ物のおいしさや、食べることの楽しさを伝えてあげながら気長に見守ってあげましょうよ!
食べたくなる時期、食べなきゃいけなくなる時期は絶対来るから。
我が家も離乳食開始から半年以上、1歳3ヶ月まで食べなかったのに、その間とっても元気でした。
1歳3ヶ月まで何も食べなくても3歳になった今、保育園のクラスで一番大きいくらいに成長していますし、クラスで一番早く走る元気な子に育っています。
お子さんも、怖い顔して必死に食べさせられるより、ママが笑顔でいてくれるのが嬉しいはずです。
様々な事情が許してくれるのであれば、食べたいと思えるまで待ってあげてもいいのかなと思っています。
私もこんな風に声をかけて欲しかったので、私のように悩んでいる人がいたら、気負い過ぎずに少し肩の力を抜いて離乳食と向き合ってもらいたいです。