乳アレルギーの診断から保育園での対応、そして克服まで

 

乳児の食物アレルギーってとても多いんですよね。
0〜1歳では10人に1人は食物アレルギーを発症すると言われているほど。

長男は1歳過ぎに乳アレルギーと診断されました。

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乳製品を食べたり触れたりすると湿疹がでた

離乳食はほとんど食べなかった長男ですが、

牛乳を使ったメニューを食べた(と言っても本当に食べないので、ほんの少量口に入れた程度ですが)後から、顔をごしごしこすっているなぁと思っていました。

そして少し時間がたつと、口の周りを中心に顔全体に湿疹が広がりました
じんましんのような感じです。

 

そんなにひどくはないので、最初は
「たまたまこのタイミングで顔に湿疹ができてしまったのかな」
と呑気に考えていましたが、よくタイミングを見てみると、やはりどうやら乳製品に反応している様子。

食べた直後から顔がかゆくなるようで、その後湿疹がぶつぶつできはじめ、食後30分〜1時間ほどで消えました。

 

また、離乳食を食べているときだけではなかったんです。

私が食べていた、プラスチック製のヨーグルトの空き容器をよこせ(おもちゃとして遊びたい)とねだるので、ざっと洗って渡したら、はむはむして噛みたおしていました。

その後息子の様子を見てみると、口の周りに湿疹がばーっとできてしまっていました。

申し訳ないことに洗い残しがあったのか、乳製品であるヨーグルトに反応して、アレルギー症状が出ているようでした。

でも、牛乳を入れて作るホットケーキなどを食べても症状は出ず、なかなか確信が持てなかったこともあり、病院には行っていませんでした。

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病院で血液検査をして乳アレルギー診断

長男は乳製品はもともと好きではないので、ほとんど食べないし、症状も激しいものではないし、そこまで気にしていませんでした。

でも保育園入園を控えていたので、ここははっきりさせておいた方がいいかと思い、病院で検査してもらいました。

 

血液検査をして、乳・卵・小麦・大豆・ハウスダストへのアレルギーを調べてもらいました。

数値スコアを見て、やはり乳のみアレルギー陽性反応が出ました。
クラス2に該当するようでした。

 

結果を見て、小児科のお医者さんに言われたことは以下の通り。

  • アレルギー陽性ではあるがそこまでひどくはない。
  • 絶対食べさせないで、とは言わない。
  • でも保育園入るとなると、乳アレルギーの申し出はしておいた方がいい。
  • 早くて3歳頃まで、遅くとも小学校入学までには治るでしょう。

「あー治るんだー」と思ってホッとしました。

 

POINT乳児の乳・卵・小麦粉アレルギーの多くは、小学校に上がる6歳頃には治ることがほとんどのようです。

息子は今後半年ごとに受診して、経過をみていくことになりました。

保育園ではアレルギー食対応

息子が通う保育園では、近隣の保育園で、誤配膳によりアレルギーを持った子がアナフィラキシーショックを起こしてしまった経緯がある関係で、

乳・卵・小麦、いずれかのアレルギーであれば、アレルギー対応食といって乳・卵・小麦を全て使わない食事が提供されます。

 

息子は卵と小麦はアレルギーではありませんが、誤配膳を防ぐため「乳製品のみ除去」のような柔軟な対応はなく、乳も卵も小麦も完全除去でした。

ちゃみ
卵と小麦は食べさせて欲しいんだけどなぁ…。

 

そしてこれまた誤配を防ぐため、アレルギーのある子はテーブルが別。

入園当時は、息子も含めてクラスに2人アレルギーを持つ子がいたので、その二人はいつも別テーブルで食べていました。

その他は、5,6人でひとつのテーブルを囲んでわいわいやっているのに、アレルギー組はなんだか端っこに追いやられてかわいそうな気がしました。

 

食事だけではなく、保育園の日々の遊びの中で牛乳パックを使った製作をしたり、牛乳パック製の手作りおもちゃが置いてあったりするらしいのですが、うちの息子が乳アレルギーのため、息子のクラスでは当面牛乳パックは使用しないようにするとのこと。

ちゃみ
なんだか ものすごく申し訳ない…。

 

「軽いアレルギーですし、そこまでしなくても…」と正直思いましたが、保育園はこどもの命を預かる場所。

アレルギーに対してかなり神経質になっているという印象を受けました。

保育園生活を送る上では、あまり嬉しくはない特別対応になってしまうので、なるべく早くアレルギー解除になるといいなぁと思っていました。

自宅では完全除去ではないもののあまり口にはせず

お医者さんからは「重度のアレルギーではないから、少量なら食べても大丈夫」と言われていました。

我が家のかかっていた病院は、軽度のアレルギーであれば、恐がって全く食べないのではなく、積極的に少量ずつとってみましょう、というようなスタンスだったのだと思います。

 

しかし、診断されてから半年間は、息子も乳製品が好きではないこともあり、乳製品はほとんど口にしていませんでした。

完全に除去していたわけではなく、パンケーキやクッキー作りなどには牛乳を使っていましたし、牛乳を使ったクリームソースの料理などを出したりもしていました。

以前からそうでしたが、そういった加熱された牛乳は口にしてもアレルギー反応はありませんでした。

診断から半年後の経過観察であっけなく解除

半年後に病院を受診して、
・保育園では特別な対応になっている為、できれば早めに解除したいこと
・乳製品を除去はしていないが、この半年はほとんど口にしていないこと
を伝えました。

半年経っているので、毎日ちょっとずつ何らかの乳製品を口にさせてみて、反応を見ることになりました。
1週間後に再受診です。

 

普通の牛乳は飲まないので、ヨーグルト飲料のジョアを飲ませてみたり、バナナミルクにして少し飲ませたり、トーストにバターを塗ってみたりして、意識しながら毎日乳製品をとらせてみました。

すると、加熱した牛乳だけでなく、直に冷たい牛乳を飲んでも反応がでないんですねぇ。
かゆがる様子もないし湿疹もなし。
改善してきたのかなぁ。

 

そしてまた一週間後に病院の先生に報告すると、あっさり
「大丈夫そうだからアレルギー解除しましょうか!」と。

「血液検査もしないで解除でいいの?!」

と思いましたが、個人的にも早めに普通の給食を食べさせてあげたかったし、総合病院の小児科の先生が言うのであれば…と解除してもらうことにしました。

1歳3ヶ月に乳アレルギー診断を受けて、半年後の1歳9ヶ月にアレルギー解除となりました。

 

アレルギーに対して神経質な保育園の先生たちも、「血液検査もなかったんですか?」と驚いて不安そうな様子ではありましたが、すぐに普通食に切り替えてもらえました。

その後、保育園の食事を含め乳製品をとっても、アレルギー反応らしきものを出ることはありませんでした。

こんなに早く改善することもあるんですね。

しかし、いまだに牛乳はじめ乳製品は好きではなく、ほとんど口にすることはないのですが(^_^;)

まとめ

乳アレルギーになってしまった時はショックでしたが、治るものだと聞いて安心しました。

保育園はアレルギーに対してかなり神経質になっているようでしたし、私も食物アレルギーだとどうしても「食べたらいけない」と思っていましたが、

息子の場合は軽度だったこともあり、病院の先生はそこまで慎重ではなく、「少しずつトライしていきましょう」「うまく付き合っていきましょう」という印象でした。

完全除去することで、体や気持ちがその食品を完全拒否してしまうこともあるようです。

 

軽度の食物アレルギーであれば、お医者さんのアドバイスを受けながら、うまく付き合っていき、早めに克服できるといいなと思います。

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